じゃぱりぱーく
寝心地良いわー、めっちゃ良いわー。
バスの揺れと暖かさ、枕がある安心感…
あれ?枕あったっけ?
寝ぼけ眼をこすり目を覚ます。
黄色い髪におっきい耳が見える。
頭の下には柔らかい物が・・・?
え。
まさか…御御足の上?
on leg?
つまり膝枕…
「あっ!起きた?気持ち良さそうに寝てたね!」
オォォォマイゴォォォォォットゥ!
…夢ですかぁ?
ベッッチーン
クソ痛い。
現実だわ。
「え、えー!?わたし、なんか悪いことしちゃった!?」
「違う…悪いのは俺だよ…」
目の前でいきなり跳び起きてほっぺた叩いたらビビるよな…。
「あぁっていうかさ!俺多分っていうか100%君の足使って寝てたよね!?寝てるからって許される訳無いんだし、初対面でやっちまったと思ってんだけど、でも俺寝相は結構悪いし、寝てる間にベッドから落ちたりしても気づかずそのまま寝続けるタイプの人間だからさ!?」←超早口
「…つまり?」
「すみませんでした…」
あー絶対俺の頭もぱっかーんだわ。
セルなんとか一発で仕留める拳でバァン!
って来るわ怖い怖い…。
「そんなに怒ってないよ!」
優しすぎますやんか…
名前は確かサーバルぅ…ですかねぇ…?
「えぇと…サーバルさん?」
「『サーバルちゃん』でいいよ!」
友達作るの上手いタイプの子だなきっと…。
「あっ!起きました?すっごく気持ち良さそうに寝てましたね。」
「はい、お陰様で…」(小声)
「もう着きそうですよ!」
「わーい!としょかん!としょかん!」
サーバルさんは前へ行って、景色を眺め始めた。
「ヤァ、シキ。目ガ覚メタカイ?」
ラッキービーストが話かけて来る。
「やぁラッキービースト。お陰様でぐっすりだよまったく。」
冷や汗はぐっしょりだよ…
「見タカイ?サーバルを。」
「うん、見たけど…あの耳、尻尾は…何?」
「…説明シテナカッタネ。」
…何だろう説明してなかったことって。
「音声ファイル読ミ込ミ中…ローディング」
「再生シマス…」
「ようこそジャパリパークへ!ここでは、様々な動物達と触れ合う事ができます!しかも、触れ合う事ができる動物はただの動物ではありません。アニマルガール、通称フレンズと呼ばれる存在です!彼女達は不思議な物質、サンドスターによって人の姿になっているのです。
…理解出来た方、理解出来なかった方もいらっしゃると思います。でも大丈夫!フレンズ達と触れ合えば、きっと理解出来ますよ!
これからジャパリパークを旅するあなた方にこの言葉を贈らせて頂きたいと思います!
『あなたは、けものがお好きですか?』」
プツッ
ほう…
ジャパリパーク、か。
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