第512話

《オレが先に忠告したのに、

 お前が無視(シカト)して

 バットを助けたから、こんな

 地下街に逃げ込んだンだろ!!

 》

 アゴでバットを差した。


「う、ゥ…!」

 確かに、その通りだ。

 何も言い返せない。


《フフン、悪かッたな!》

 バットは苦笑し肩をすくめた。

《まぁ、ここの勘定は気にせず

 楽しんでくれ!》

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