第432話

 上背で二十センチ、手脚も長く

リーチでもかなり差があった。


 しかも千手観音のように何本も

ある腕がオレを斬りつけてきた。


「う、ぐわ~ーー!!」

 懸命に、受けているオレもズタ

ボロだ。鮮血が飛び散った。


『ノア~ー! 後がないぜ!!』

 チビドラが声援を送ってきた。


「う、ゥ…!!」

 牛頭の女のプレッシャーで、

ドンドン押され、壁際に追い込ま

れた。


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