第431話

 戦慄が走った。

 だが、次の瞬間、牛頭の女から

無数の剣が繰り出された。


「うッわ~~ーー!!」

 思わず、オレは悲鳴を上げた。

 凄まじい疾(はや)さで剣が

襲い掛かってきた。

 必死に受け、避けていった。

「う、ぐァ~ッ!!」

 しかし鮮血が飛び散り身体中、キズだらけだ。


《あらあら! 痛いでしょ!

 坊や!!》

 牛頭の女は、まだまだ余力を

残していた。





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