第327話
「嘘じゃないよ!
こんなアザなンか、ヴェラの
美しさの前じゃ霞むよ!!」
オレは、彼女の手の上から
アザのある頬に手を添えた。
《私は……、美しくなンか……、
ない!!》
唇を尖らせて顔を背けた。
「オレが、アザを消したら、
美少女たちを呪いから解放
してくれるか?」
《え……?》
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