176.執筆文字数のカウントから見えたこと

 書籍化やコンテスト入賞するまでにどれだけ執筆するべきかなんて話をたまに耳にしますが、「とにかく書く」と言うことしか言えないと私は思います。

 とはいえ、むやみやたらに書けばいいというものではなく、どれだけしっかり練り上げて作品を完結させたのか、コンスタントに発表し続けられるのか、など多くの要素は必要だと思っています。

 その点で言えば私はまだまだでしょう。先日、これまでの総執筆文字数(現在発表しているもの限定)を集計してみたのですが、その結果は約6年で150万字。一年平均25万字。つまり文庫二冊分程度の量と言うことになります。

 この内、「魔王の娘に花束を」が50万字弱。「ミサキ」と「NEXUS」で45万字。「封ドラ」が10万。「限突魔王」が8万。このエッセイが13万。それ以外は短編など。

 文字数は多いように見えますが、実際は長編の作品数、更に言えば完結作品の数が圧倒的に少ないですね。長編の作品はしっかり土台作りをして物語を結末まで持って行く必要があるのですが、カクヨムコンの時を除いて一気に書き上げることをしていなかったように思えます。

 やはり公募にもっと参加して作品を書き上げる機会を作っていくべきか。まもなく「魔王の娘に花束を」が完結するので「封ドラ」や「限突魔王」も進めて行かなくてはと思いつつ、新作を一気に書き上げる癖を付けなくてはとも思っています。

 やはり待たせると読者は離れていきますからね。長らく不定期連載を続けていてよく学びました。いい作品を作ったとしてもその面白さを伝えるためには読者を引き込み続ける必要があります。その一つの要素が執筆速度と更新頻度。自分の熱を他者に伝え、その燃え上がりをレビューや感想で他者へと伝播させる。瞬間火力を上げて延焼させて行くことを狙っていこうと思います。


 今回はこの辺で。それでは。

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