No.44 「残っている可能性」

クロウ「グレイ…!!」ロット「グレイ様!な、何故…!?」パンジャ「どうして貴方が生きているの!?リセットエリアに置いて来たはずなのに…!!」クロウ「…!!」


グレイ「惑星アラーへの道を引き返して来ただけです。長い階段を下りたさきに自分自身が見えました。気がついたらリセットエリアの汚染された空気の地の地面に触れていました。パンジャさん、貴女は間違っている。」パンジャ「何!?」グレイ「確かに、どの文明も滅び亡くなり、終わります。…でも終わりは始まりを必ず持ち込みます。星が終わっても、宇宙が終わっても、世界が終わっても、必ず始まりはやって来ます。」


パンジャ「…では何?この世界にはまだ可能性が残っているとでも言うの?」


グレイ「…はい。」


パンジャ「ふざけたことをーーーッ!!!可能性が残っているだと!?どこだ!!?何処にそんなものがあると言うのだーーーッ!!!!!」


クロウ「な、なんだ!?」


パンジャ「グゥルルルルル…!!」

パンジャが巨大な獣に化けていく。


「グオオオオオオオーーー!!!!」


パンジャ「オオオオオーーーーッ!!!」


クロウ「こ、こいつは…!?」グレイ「ビースト・オールです。」クロウ「何!?」グレイ「この世界を割った神のひとつ…。」ワット「グレイ、クロウ!飛行船が墜ちる!」ロット「墜落しますお早く!」


パウッ!


スカイホープで脱出するグレイたち。


グレイ「クリムゾン帝国へ!そこに0&Zがある!」クロウ「フン!お前が何を考えているのか解らんが…お前の言うその残っている可能性ってやつを信じてやろう!」

グレイ「ありがとうございます!兄さん!」

クロウ「フフ…!」


飛行船の爆発音

(ドガーーーーーン!!)

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