No.19「旧くて汚い人間」
亡くなったグレイの母にそっくりな女性。一体何者なのか?
グレイ「母さん…?」謎の女性「ん?誰だい?あんた…」グレイ「母さん…。母さーん!」女性に駆け寄るグレイ。「うわッ!なんだぁ!?こいつ!」
チャキッ!
グレイ「!!」刃物を突き出す女性「寄るなっ!気持ち悪い!」グレイ「母さん?…じゃない…」ボーグ「リセットサマ…お止めクダサイ…」謎の女性「だーかーらー!何度言ったらわかるんだい!私はリセットサマじゃないって!」グレイ「あの…貴女は…?」女性「なんだい変態!名乗るならそっちから名乗りなよ」グレイ(へ…変態…。)「僕の名はグレイといいます…。あの…貴女はヒトなのですか?」女性「失礼だねぇ!あんたと同じヒトだけど何か文句でもあんの?」グレイ「い、いえ…。あのー…お名前は?」「私の名前はパンジャ。リセットエリアに住んでる汚い女さ。」グレイ「パンジャさんというのですね、先程はすみませんでした。急に駆け寄ったりして…」パンジャ「ホント!気持ち悪い男だよ!」グレイ「す、すみません…あまりにも亡くなった母にそっくりだったので…。」パンジャ「あんたの母親に?アッハハハ!あんたの母さんは私みたいに汚かったのかい?」グレイ「…?あの…汚いってなんのことですか?」パンジャ「カ~ッ!!ったく本当に失礼な男だねぇ!んなこと聞くもんじゃないだろ!?」グレイ「えっ…?あ、はい!すみません…。リセットエリアに住んでるって言ってましたけど…どういう事ですか?」パンジャ「どういう事って…そのまんまの意味だよ。私はここに住んでるの。7000年ぐらい前からね」グレイ「な…7000年前から!?何を言ってるのですか!?」パンジャ「も~面倒な奴だね!解りやすくに言うとね…大地を黒く染めた時代の時も白く染めた時代の時もそして今も、私ゃずーっとここにいたって言ってるの。私は旧くて汚い人間なんだよ。」グレイ「…えぇ??」
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