何だかんだと、一週間がたちました。


 どうもこんにちは。木元です。いやー越えましたねえ一週間。パソコンと携帯が壊れて、何と今日で八日目です。まだ修理に関する連絡は入っていません。まあ三週間といわれた手前、流石に一週間ではこないだろうとは思っていましたが。来週の今ごろぐらいには、来てるんじゃないですかね? 分かりませんけれど。

 それまで主に、小説を書くことに当てていた時間が余るような形になったので、前回の通り読み手にまわっています。読書は遅くはない方なので、溜まっていたフォロー作品がもう、あれよあれよと読みきれるわ暇になるのは嫌だから新しく作品探しに行くわで、結構楽しんでますよ。この状況。小説もそうですが、思ったときにレビュー書けないのは苦痛ですが! 修理終わったら書きます。

 あとは手書きで小説書いてみたり、ホームに帰ったり、映画観たり、寝たりですかね。以前ここで頂きましたコメント内にあった、『シックスセンス』という映画を観ましたが……。いやーすごいですねえあれ。まさに構成の力! あれとこの日記が同種と言っていただけるとはもう、感謝感激であります! ミステリー書けませんけれど、読んでるだけに得ているものはあったのでしょうか。


 あと、嬉しいことがもう一つ。不定期ですが公開してみますと言っていた『府道63』が、まだ二話しか公開していないのに、もうフォローしてくださる方々が現れてくれましたどころか、レビューをいただいておりました。ウッソオ……。マジかよ……。まだ登場人物の名前すら出てない状態なのに……。まだ語り手の彼女も「私」ですし、一緒にいる人も「彼」なのに……。ありがとうございます。あれ、一番自信が無い話なんですけれども、ありがとうございます。


 何と言いますか、やっぱり人生って分かりませんね。多分バックアップとってないパソコンと携帯が壊れて大ショック受けて落ち込んでる間に、こうして読まれてるって。やはり頑張ってみることが、生きるによりよい事なのでしょうか。一番いけないのもやはり、諦めて、歩みを止めてしまう事。歳の割に達観し過ぎですかね。まあとにかく、ありがとうございます!


 それで、書けない分時間が出来たなら、折角だし普段まず読まないジャンルを読んでみようと、ブラブラしてみました。勉強ですね。超真面目。そう言えば公式連載とか覗いたことがないなあと、トップページを眺めていますと、目に留まりましたある一冊。


「び、ビーンズボム……? 何や豆爆まめばく文庫て……。訳分からん」


 ビーズログ文庫なんですけどね正しくは。見るつもりはなくて、通りすぎようとした際に、たまたま空目して立ち止まりました。そのビーズログ文庫から、今月十五日に発売されましためでてえ一冊、『猫系男子のススメ』に引っ掛かったのです。

 私の小説にも登場します。猫。現在私が公開している小説は三つですが、その内二つも。そう思うと、木元 宗の猫成分も相当ですか。つまり木元さん、さぞ猫好きなんだろうなって皆さん思われているかもしれませんが、私は生まれて一回も、可愛いなんて思った事がありません。あんな毛玉野郎。


 じゃあ何でそんな頻繁に登場させてんのって言われたら、気づいたらそうなってて自分でもよく分からないんですけれど、何がそんなに気に入らんのですかと問われれば、連中は何かと私と行き先が被ってきて腹立たしいのと、周囲の人間にあれと私が似てると、もうなんべんもなんべんも言われるからなんです。

 以前、都合が合えば一日十キロ歩くんですと話をしましたが、私はその際いつも、決まった散歩コースを歩きます。気分で変えてみる時もありますが、もう大抵その道ですね。四季を問わず、なるべく朝の早い内、出来れば夜が明けて、空が白んでくるぐらいに家を出て、人も車もいない町を、誰にも気をつかわず歩くのが好きなんです。帰る頃もまだまだ早い時刻ですから、静かで気楽ですし。すっげえ自由な気分になれてですね、もう何年も続いてる習慣なんです。健康的ですし。そこに唯一、水を差してくるのがこの毛玉。

 野良でしょうね。真っ黒いのと真っ白いのが、それぞれ一匹ずつ、別々の地点でですが大抵いやがるんですよ。黒は海沿いの、多分空き家でしょうが並ぶ路地で、白いのは私がゴールと決めている海の防波堤。

 山の高台にある家から、海まで歩いて引き返すってコースなんです。で、途中のコンビニで買っておいたパンかおにぎりかの朝食を、休憩がてら海で食べて、帰るっていう。この十キロって、毎回最低でも十キロは歩いているという意味で、途中で知らない道に入ってみる事もよくやってますから、もう少し正確に言うと、十二キロぐらいあるんですけどね。まあそこはいいとして、片道、一時間ぐらい歩くんですよ。その間の私は無心です。

 じっと部屋に閉じこもったりしていると、変に考え込んでしまうことってあるじゃないですか。同じような日々を繰り返していても。そういう偏った思考を、リセットする為に歩いてるんですね。頭をすっきりさせたい時とか、何かを決断しなければならなくて、もやもやしている時に、歩こと。帰ってきた時には、必ず片付けられる判断力が、不思議な事についていまして。頭は文句無しに冴えてますし。

 その私にとっては大事な儀式みたいなものをですよ、チョロチョロチョロチョロして遮ってくれる訳なんです。黒いのは呼んでもねえのに付いてくるように私の周りを歩いたり、わざとかってぐらい道の真ん中に寝そべって。まあ無視して跨ぐなり歩き続けるんですが。あれの縄張りか何かなんですかね。気づいたら見えなくなってます。いつも目が合うとお互いに、何見てんだとにらみ合うのが挨拶のようになりましたが。

 ……っと意外と長くなってきましたね。分割します。

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