許詢 山水隠者
既出:簡文12、簡文18、簡文19
簡文29、謝安13、謝安33
王羲之1、王羲之6、謝尚3
孫綽6、孫綽7、劉惔2
支遁5
許詢は
そこには周辺各地の
お偉いさんからの贈り物が、
ひっきりなしに届けられていた。
それを見て、ある人が言う。
「
こんなに贈り物が
届いていたのかね?」
すると許詢は答える。
「このようにいくら
贈り物を寄越されたとて、
天下と言う宝には
到底勝るまいよ!」
そんな許詢、川べりに
たたずまうのも好きだったが、
一方で身一つで
急峻な山を登るのにも長けていた。
人々は言っている。
「許さんはただ詩情に
優れているだけではなく、
景勝の地を得るための
道具も備えているのだな」
許玄度隱在永興南幽穴中,每致四方諸侯之遺。或謂許曰:「嘗聞箕山人,似不爾耳!」許曰:「筐篚苞苴,故當輕於天下之寶耳!」
許玄度は隱れて永興が南の幽穴中に在すも、每に四方諸侯の遺を致す。或るもの許に謂いて曰く:「嘗て箕山の人を聞く、爾らざるに似たるのみ!」と。許は曰く:「筐篚苞苴、故より當に天下の寶より輕きのみ!」と。
(棲逸13)
許掾好遊山水,而體便登陟。時人云:「許非徒有勝情,實有濟勝之具。」
許掾は山水にて遊ぶを好めど、體は登陟に便なり。時の人は云えらく:「許は徒だ勝情あるのみに非ず、實に濟勝の具を有す」と。
(棲逸16)
ようやく許詢が隠者隠者してるお話に辿り着きました。これでおしまいだけど☆
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