王渾5 州将と州民
またずいぶんなエリート家系じゃないすか。
ところでこの時、王渾は
さあ、結婚式が始まった。
夫婦としての契りを交わす儀式が始まる。
そこで参列者たちが、皆して言う。
「琅邪と言えば徐州の郡。
という事は王渾さまと顔氏は
主としもべのような関係ではないですか。
ならば礼を交える必要はないのでは?」
それ式本番で言う?
しかも王渾、その声に従う。
さて息子の
完結させなかったことを理由に、
継母の顔氏のことを夫人扱いしない。
あくまでお妾さん扱いする。
顔氏はこれを恥ずかしく思ったが、
とは言え太原王氏とか
名門の中でもトップオブトップです。
なので、結局離婚することはなかった。
王渾後妻,琅邪顏氏女。王時為徐州刺史,交禮拜訖,王將答拜,觀者咸曰:「王侯州將,新婦州民,恐無由答拜。」王乃止。武子以其父不答拜,不成禮,恐非夫婦;不為之拜,謂為顏妾。顏氏恥之。以其門貴,終不敢離。
王渾が後妻は琅邪の顏氏が女なり。王は時にして徐州刺史と為り、交禮し拜し訖えるに、王の將に答拜せんとせば、觀る者は咸な曰く:「王侯は州の將にして、新婦は州の民、恐らくは答拜に由無し」と。王は乃ち止む。武子は其の父の答拜せざるを以て、禮は成らず、夫婦に非ざると恐る。之の拜の為されざるに、顏妾と謂わるるを為す。顏氏は之を恥とせるも、其の門の貴きを以て、終には敢えて離せず。
(尤悔2)
まー何と言うか、王渾も sage 対象なんだな、と。
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