第43話エストロイドの恐怖
B4。サクレイ軍の会議室がある階だ。
「はあ...はあ...」
「大丈夫ですか?」
グザナギは必死に走りすぎて疲れてしまった。
「とりあえず休んでください、私は周りを散策します。」
「ああ、頼んだ。あいつと出くわしても無茶はするなよ?」
「はい!」
B2、エストロイドはそこを徘徊していた。
「見つけました。ここはまだ使ったことにない魔法を!」
ユリアは物陰に隠れて密かに詠唱をする。
「『トラップフリーゼ』!」
トラップフリーゼは相手の動きを封じ、そのまま凍らせる魔法だ。
「...『ノーパインタリ』」
エストロイドが詠唱し、ユリアの攻撃を無効化し、さらに動きを封じた。
「な、何故っ!?」
「はっ、気付かなかったか?後ろにも目があるんだよ!あと、お前はここで死ぬ。」
「グザナっ...!」
今度は口も封じられた。成す術は無い。
「グザナギは今疲れている。だが呼ばれたら来てしまうだろうから念のため。ま、逃げられるようにはしておくさ。あと、B4には行けないぜ。そこにも岩を置いてやった。」
「っ.....?.!??」
「さあ、鬼ごっこの始まりだ!」
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