第28話 ルヴァイル達の過去2

16年前 コアルド島カヤクコセキ町


この島は、色んな鉱石が採れていて、交易が栄えていた。まあそこは関係ないな。

この頃俺達は、18歳だった。

エナシェと出会う前、この俺ルヴァイルと、サプァイル、デライアでこの町の儀式を行っていた。遥か1000里の道のりを歩き、35歳になるまでに町に戻ってくるというものだ。

そしてそれから数ヶ月の事だ。俺達はある遺跡を見つけた。


「おい、危険だからやめようぜ、何かあったらどうすんだ」

「なんだよデライア、ビビってんのか?いいか、時には挑戦も必要なんだ。いくぞ!」


そうして俺達は遺跡の中に入っていった。この後起こることも知らずに...



すっ飛ばして最深部。そこは大広間となっていた。

そこにあった物は...


「なんだよ、何もねえじゃねえか!」

「どうやら先客がいたようだな。 ん? これは...」


そこの壁には、石板がはめられていた。

「 スラ ト文明...?」

一部が欠けていた。


「とりあえず、これを持っていって帰ったときに鑑定してもらおうぜ!」


ルヴァイルは石板を外した...

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