氷の山を登り、たどり着いたのは冷気漂う山頂の洞窟。

「つ、疲れた･･･」

「ここで休むと凍え死んでしまいますよ。行きましょ！」

疲れた様子ではないユリア。すげえな、どこで鍛えたんだ？

洞窟を歩いていると、天井には透明に輝く綺麗なつららが見える。

「綺麗ですねー！」

ユリアは目を輝かせながら辺りを走る。

「おーい、戻ってこーい。落ちて来たら危ないぞー　･･･落ちて来てるぞ？」

「はーい」

ユリアが戻る道につららが落ちて来るが、当たらない。地味にすげえな･･･

洞窟中層部。結構歩いたと思う。だがまだ道のりは長い。

「ふう･･･」

ここで一旦休憩。いつ何が起こるかわからないので警戒もしておこう。

動物達が走り回る草原。そこには、狩りをしているエナシェがいた。

「はあ･･･グザナギの野郎、どうやって一瞬でレベルMAXにしたんだ？知りたいぞ！！ドラララァ　何だアレ？」

エナシェは攻撃しながら走り回る。そこに、サクレイ軍が駆ける。

「目標は近くの氷山の洞窟ゥゥ！一刻も速くグザナギを始末するのだ！」

「何！？こっちも先回りしなければ！」

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