人間機械 <マン・マシーン>

作者 安藤 政

58

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★★★ Excellent!!!

 まだ全てを読めたわけではありませんが、レビューで讃えられずにはいられませんでした。私の感想はひとこと紹介の通りです。

 サイバーパンク系は大好物の一つですが、私はマニアの方々と語り合えるほど学があるわけでもなく、そういった小説を愛読しているわけでもないITの時代遅れです。

 そんな時代遅れの私には、文字通り脳がパンクしてしまいそうな情報量に加えて難解な用語が押し寄せる作品です。それでもこちらの作品、ひいてはサイバーパンクそのものは人々を惹きつける魅力があるのだと思います。

 難解そうだな、追い付けるかな、と悩んでいる方、1度で理解出来なくても、2度、3度と読んで少しずつ電子の未来に関わってみてはいかがでしょうか。丁寧かつ綺麗な文章なので、読まないともったいないと思いますよ。

 あれやこれやと考えて讃えさせていただこうと思いましたが、結局はありきたりな賞賛の言葉を贈ることしか出来ません。それでも、このレビューが少しでも作者様のお力になれれば幸いです。

★★★ Excellent!!!

情報量がえげつない。感情をコントロールする機械≪マシン≫を開発し争いをなくした人類。しかし、ある日突然その機械による反乱が起こってしまう。そしてその機械に立ち向かうのが人間の意思に反応する鉱石を使ってフォース(と各種能力)を展開する人造人間《ヒューマノイド》だった。加えて彼らは言語だけでなく互いのイメージを直接交換してコミュニケーションをとることも可能らしい。しかも前線では正体不明の敵が現れ、人類は新たな脅威に見舞われる。それだけでにとどまらず、そもそも人造人間たちは過去に何やら深い事情を抱えているもよう。

普通の作品なら二つくらいで済ませているだろうギミックがふんだんに盛り込まれている本作、正直読んでてしんどい。設定をちょいちょい忘れてしまうし(それはこちらの落ち度なのだが)、物語の進行と共に付け足しで増えてくる情報に頭を抱えてしまう。さらにアクションも、いったい作者の脳内ではどういう映像が繰り広げられているのだろうかという躍動感あふれる描写に、たまについていくのがいっぱいいっぱいになってしまう。

しかし、それでも本作を読み進めざるを得なくなるのは、作者が本作で描こうとしているものに、ただならぬ壮大な気配がするからだ。技術的シンギュラリティーや、不可能とはいえなくなってきた感情の科学技術によるコントロール、そして次の人類の進化において起こるだろう認知の変化。この作品にはやがてくる人類の未来の仮説が立てられているのかもしれないと。

確かにあなたは本作のWEB小説らしくなさに面を喰らうかもしれない。だが、何も気晴らしだけが小説の価値ではない。未だ連載中だが、もしかしたらこの結末にあなたは人類が到達する未来予想図を、かつてSFの名作がそうしたように、垣間見ることができるかもしれない。新しい何かを見てみたい方には是非お勧めしたい逸品だ。

★★★ Excellent!!!

冒頭から、緻密に作りこまれた世界観を伝える圧倒的な情報量ですが、文章が良く練られているためか、重すぎない不思議な感触です。
一文一文がスッと入ってくるのは、ひとえに作者様が丁寧に綿密に書き進めていらっしゃるからかと思います。
ハードボイルドなのにスムーズに世界観に入り込める、不思議な作品です。

Good!

作者様は海外ドラマをよく見ているということですが、お話を読んでなるほどと思いました。ほかの作品とはどこか毛色が違う感じで面白かったです。

個人的に緑の極端に少ない廃墟地区で光学兵器だのパワードスーツだのが鎬を削るような作品が大好きなので、とても楽しく読ませてもらいました。
これからも更新を楽しみに待っています。