ルカによる福音書偽典

作者 偽教授

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★★★ Excellent!!!

ネグレクトされて餓死したルカは、「他人の願いを叶える」力を得て転生する。
神のいない異世界で教えを説く彼女は、王子とともに魔王討伐に赴くが。

第1部は、現地のカイ王子が、言葉も解らないルカを拾うところから。
王子の視点で「ルカは何者なんだろう?」という謎と、魔王討伐の旅。
シリアスだけど極端にダークでもないファンタジーかと思っていたら。
各部で大分テイストが違います。
(先のレビュアーさんの「第5章は地獄の様相」が気になって読み始めた)

第2部、本当に救いがない……。
一転して第3部は、途中から学園ラブコメみたいなノリに。
いや、背景にある事実はめちゃくちゃ重いんですが。
これがどう展開してあの時点に繋がるのかと、先が気になって気になって。
母と娘。
そしてまた、母と娘。
全ての糸が組み上がって、フィナーレ。

第∞章∞節みたいな日常が、宇宙のどこかに本当にあるといいですね。

★★★ Excellent!!!

お話の途中なのですがとても面白かったので応援の意を込めてレビューさせていただきます。

いわゆる異世界転生ものではあるのですが、転生して能力を手に入れて、魔王の討伐へ赴くというストーリーにツイストを加えられたストーリーラインは、王道展開でありながらも惹きつけられるものがありました。
今作の転生者であるルカのことが、語り部のカイによって客観的に描かれることによって、転生の経緯を知る読者にもミステリアスに見えるよう描かれています。
また、所々に挿入される性描写のシーンがあっさりと簡潔な文章で書かれているのがとても好みでした。
道中自体は敵もありつつも淡々と、それでいてゆっくりと確信に近づく王道的なものなのですが、登場人物の思惑や肉体関係によって少し大人っぽく仕上がっているのが印象的な作品です。

★★★ Excellent!!!

現代日本からの異世界転生もの。主人公はヘタレ中高生でもないし、いきなり剣や魔法や、魔物が跋扈する戦闘に巻き込まれるわけでもない。母親に見捨てられた非力な幼子が主人公であり、いわゆる『俺TUEEEEE』的な展開はない。今のところ。

救いのない世界でたった一人、飢えて死にゆくかに思われた少女は超常の力により別の世界へ導かれる。その声は、神のものかはたまた別の何かのものか。

神という概念の存在しない世界にやってきた少女は、その異世界に何を見出すのか。

この物語に、神は、いるのか。

続きが楽しみです。

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↑の感想を書いたのは、物語公開すぐくらいなのですが、第二部に突入して物凄い展開になって参りました。

特に第五章に至っては地獄の様相を呈しています。

読者を選ぶ作品かもしれませんが、同時に物語の終わりまで見届けたいと思わせる力も持つ強いエネルギーを持った作品です。

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最終話まで読ませて頂きました。

この作品の更新をリアルタイムで拝読させていただいており、何度かこのレビューをはじめから書き直すか迷い、結局は全て残すことに致しました。

自分がこの物語を追いかけて、その時々(レビューを書いたのは序盤と中盤の時だけですが)で感じた気持ちを残しておきたかったからです。

作品内の登場人物が惑い、悩み、時に苦しみ、筆舌に尽くし難いような目に遭い、それでも生きる。

作者の偽教授氏はキリスト教の洗礼を受けている方であり、「神の救いとは何か」、「神の愛とは何か」ということに対する深い考察をもっておられます。その点についてもこの物語の中の強い主題として描かれています。

ですが、この物語に神のような絶対的な存在めいたものは登場しません。

作品を、物語を、そして人生を紡ぐのは人間なのです。その過…続きを読む