『天使にラブソングを……』鑑賞日誌

2018/09/25、『天使にラブソングを……』 鑑賞しました

スタトレ ネクストジェネレーションにも出ていた、ウーピー・ゴールドバーグの出世作、

『天使にラブソングを……』 を義母と見ました。

ざっくりストーリーを言うと、マフィアの情婦で歌手だった主人公が、

そのマフィアの殺人事件を目撃して命を狙われてしまうんです。

警察に転がり込んだら、隠れ家として修道院を紹介されてしまった主人公、

成り行きで修道院のダメダメ聖歌隊の改革をしてしまうという。

ストーリーは単純ですが、コメディタッチなところが赤川次郎的で笑えました。

以下は、ネタバレを含みますので、見ていない方はご注意ください。


主人公のはっちゃけぶりが魅せる話

リノという、アメリカでも有名なカジノの街。そこの底辺に生きる主人公、デロリスが

修道院という、どうみても水と油の世界に飛び込むところは、

多少むりがあっても説得力があります。

笑えるのは、デロリスが食事の時のおいのりに、

「腹が減ってはいくさはできぬ」

と言いつつ、修道院の食事に文句をつけるところでしょうか。

あとは、自分の勝手な行動が原因で、院長先生にダメダメ聖歌隊へ入るよう命じられて、

なぜか指揮者にさせられてしまうあたりも笑った。

アメリカ的だなと思うのは、自分ができなかったことに関して、

すなおに道を譲って、デロリスの功績を称える人が多いこと。

なかなか現実には、そういう人はいませんよね~。

そういう人は理想だとは思うけどね~。


モータウン風になる聖歌隊

いちばん笑っちゃうのは、それまで 「伝統!」 「厳しい!」 「堅苦しい!」

三拍子そろってた聖歌隊が、いきなり踊り出すシーン。

義母もここで大笑い。

いちばんの見せ場ですよね。

オリジナリティがたっぷりあって、何度見ても楽しいシーンです。


マギー・スミスが院長先生

見たことがあると思ったら、映画でハリポタのミネルバ・マクゴナガルせんせ役をやっていた、

マギー・スミスが院長先生なんですねー。びっくり。

印象的な役をするのが上手なようです。

年寄りが女優で生きて行くには、たいへんな努力と才能が必要ですから、

マギー・スミスはかなりイケてるんでしょう。

ウーピー・ゴールドバーグも頑張れ!


『エアベンダー』 見たかったんだが……

ファンタジー映画の 『エアベンダー』 も見たかったんだが、

いまひとつ、ぴんとこない冒頭でした。

共感できてワクワクさせてくれる映画が見たいです。

その意味では、『天使にラブソングを……』 は、(二十年ぶり、二度目の鑑賞でしたが)、

楽しかったです。


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