パソボラ:秘書になった話

パソコンボランティアの話、続きです。

わたしが13:30にボランティア会場へ着くと、さっそく顧問がやってきました。

彼は、ひとしきりわたしがML(メーリングリスト)に投稿しているのが、

楽しみにしていると言うのです。

で、褒めた後に、雑用を言いつけてきました。

山口県のバスツアーのチラシを転載してほしい、ということ。

いったい、どうしてなのか聞こうとしたんですが、

顧問はそれから自分のパソコンの不具合を、リーダーに訴えておりました。

わたしは専門外だったので、パスしました。


チラシを作ったところ……

とりあえず、バスツアーのチラシをワードで作ったところ、

「それじゃダメだ。こうしてほしい」

と、案内状を取り出して、読み上げ始めます。

わたしは、それなら早く、案内状を見せてくれればいいのに、

と思いながら、案内状を読み上げる顧問の言うとおりに

ワードに文言を打ち込みました。

「この文字は10ポイントぐらいかな」

「たぶん、そうでしょうね」

「じゃあ、表題は11ポイントぐらいで頼む」

 こんな感じで、秘書にでもなったみたいに、事務系の仕事をやってました。

 元SEなのにねー。

 いざとなったら、事務系の仕事が役に立つんですね。

 

せっかく資料整理してたのに。

 チラシをワードで作っても、どうせ廃棄するんだったら資料整理したかったよ(笑)

 今回資料を持って行ったのは、室生犀星の童話 『さびしき魚』。

 どんよりした沼に住む大きな魚が、分不相応な夢を抱き、夢が叶ったときに死んでしまう話です。

 室生犀星の詩的な表現が美しい童話なので、書き写ししたかったんですよね。

 結局、案内状を作って印字しておしまい。

 30分ぐらい、かかったかな。

 資料整理をする暇もなく、新しく生徒さんもやってきました。

 明日は、その生徒さんに教えたことや、エッセイの感想などについてお話しします。

 

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