音声ARゲームを観察する

世界初!渋谷の街を舞台に音声ARスパイゲームイベントが7月13日に開催!

渋谷の街を舞台にした世界初の音声ARスパイゲームイベント開催


東和ピクチャーズ株式会社は、8月3日(金)から公開される『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の上映開始に先駆けて7月13日の「イーサン・ハントの日」に渋谷を舞台に世界初の音声ARスパイゲームイベント「渋谷フォールアウト」を開催することを発表しました。

(https://vrinside.jp/news/post-137382/ より引用)


というわけで、音声ARゲームについて、テレビで放送していたのをチラ見しました!

体験したわけじゃないので、念のため(笑)

(引用開始)

何者かにより渋谷の街がハックされた。

あと1時間で、電力も、セキュリティもダウン。

迫り来るタイムリミット。

史上最大の危機から街を救うのは、

IMF極東支部のエージェントであるあなた。

相棒ベンジーの声を頼りに、

仲間と協力してミッションを遂行せよ!

引用元:音声ARスパイゲーム“渋谷フォールアウト”公式サイト

(引用終わり)


 真っ黒な制服に身を固めた 男女のスパイたちが、渋谷を走り回って、時限爆弾を解除する、というストーリー。

 相棒ベンジーの声は、音声AR装置から聞こえてきます(イヤリング式になってて、音声がそこから聞こえてくる。街の雑踏も聞こえてきます)。

 ベンジーはコンピュータで制御されていて、それぞれのスパイたちに、個別に、違う指示を出すらしい。

 面白そうなゲームだわ……、知ってたらやりたかったなぁ(東京だからムリだけど……)。


 このゲームのスリリングなところは、制限時間内に時限爆弾を解除というだけでなく、

 「傭兵」 と呼ばれるスパイ暗殺団が街を練り歩いていて、スパイを演じているユーザーを見つけしだい抹殺するという設定があるんですね。

 その、抹殺された仲間のスパイの肖像写真が ブラックアウトしたりして、

 中2病のわたしが痺れてしまうこのゲーム形態! うーん、素晴らしい!

 

 そして、時限爆弾を設定したビーコンを、スマホアプリで解除するわけですが、ビーコンのある場所も花壇のそばとか自販機のとなりとか、

 ふだん なにげに見落としている場所が多い。

 このあたり、Ingress の影響があるのかなぁと疑ったりします。

 聞けばこういうARの開発に、最低5年は掛けているそうです。(しかも開発会社はNiaではないのであった)

 そして、ソニーなど音楽関係の業者が、この聴覚AR装置へ熱い視線を送っているそうです。

 

 今後は、AIと組み合わせて、聴覚AR装置に、ユーザー好みの情報や傾向の情報を主に流すことになる、という話です。

 これを聞きまして、わたしはちょっとばかり、ゾッとしました。

 星親一の 「妖精配給株式会社」 というSSを思い出したからです。

 宇宙から妖精がやってきて、耳元でささやく。

 人は自由意志で選択しているつもりだけれど、ほんとは違うということを、耳の不自由な人は知っている。

 そんなストーリーでした。


 選択の自由と情報のコントロール

 自分好みの情報ね……。好物ばかり採ってたら、精神に偏りができそうです。なにより、コミュニケーションというところに、大切な何かを失いそう。

 異質な意見も受け入れて発達させる器が人類にはあったはずですが、

 自分好みばかりだったら 器も小さくなるかもね。

 自分好みの情報という名のもとに、情報をコントロールされたら、世間と自分の距離感というものがなくなりそうです。

 それでなくても、災害時に、イライラした人が怒りをぶつけて、炎上させているという話もありますし、インターネットとの距離の置き方を間違える人が

 増えていく一方、という危惧がわたしにはある。

 うちのダンナなんかは、ガラケーよりスマホのほうが、ネット検索が出来て何かと便利、と言ってます。

 仕事で使うことが多いんだろうけど、もうちょっと距離を置いてほしいな。

 ネット中毒になってしまったら ヤツラの思うつぼだわ。


 指輪式のARもある

 たしか6月1日の電波の日の総務省のイベントでNiaが紹介した中に、指輪式のARもあるという話題があった気がした。

 イヤリング式のARがあると思えば指輪式のARもある。だんだん、魔術師的装飾品を身につけていくわけですな。

 科学が魔法と親和性があるのは知ってるけど、どこまで魔術に迫るのかなぁ。

 このネタを使って、またもSFを書いてみたくなったのだが、すぐに作れないと古びちゃうよね。

 わたしには早く書けないのが玉に瑕。

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