雑ネタあれこれ 2018/03/08版
人類 VS AI
2月26日 NHK総合 『凄ワザ!』 最終回では、AI VS 人類として、ファッション、タクシーの売り上げ、俳句の三つの分野でAIと人類が対決するバラエティがありました。
人間のスキルには、AIはかなわない。ファッションの感性は人の肌の色や瞳の色に合わせたコーディネート、タクシーの売り上げは敏腕運転手のコミュニケーション能力、俳句は殻がやぶれていないという話。殻を破るには、創造性が必要。人間側の紅葉の色に水が傷つくという表現には驚かされました。
AIは、現時点では人間にはかなわないが、いずれは一定の能力を持つぐらいにはなるかもしれない。よほど優れた人間でないと、今後は人類は生き残っていけない。たいへんな時代になってきたなぁ。
もっとも、教育さえすれば、人間はAI 以上になれるんだからさ。どんだけAI を教育しても、独創はできない。類推や推論しかできない。
独創をさせるためには、機械そのものを変更する必要があるようです。
いまはノイマン式だけど、いずれは非ノイマン式になるかもしれません。
そこまでして人間に近づけて、いったい人間はなにをしたいのやら。
それでも、AI は人類をフォローする存在でいるでしょう。AI はうっかりミスをしないけど、人類はミスをする。そこに勝機が隠されています。
しっかり、独創的な人間になれるように、がんばりましょう。
……ということは、規格外の人間が幅をきかすようになるってことで、社会的に不安定になるかもね。
RCCラジオ 『ごぜん様さま』 (2018/02/28)の話。
ジグゾーパズルは、あそぶもので飾るモノじゃないね、とMCの横山アナウンサー。「ラーメン屋とかうどん屋で飾られているのを見ると、湯気を吸ってピースが波打ち、ぼこぼこになっているのがきたらしい」 なんて言ってるのですが、よく観察していますね。
わたしは、ちょー簡単なジグゾーパズルしか完成したことがないのです。たしか、『ピーターラビット』 のジグゾーパズルだったかな。
ほかの商品を見ると、「いるか」 とか、「森」 とか、幻想的なものが多いようです。いるかのジグゾーパズルは、ラッセル・クロウだっけ? 美しい海の景色。でもジグゾーパズルにせよ絵は高いから買えない。うちには、絵はがきが、額縁に飾られています。祖母の遺産のコンピュータ模写の絵もあります。模写でも高かったらしい。タイトルはなんなのか知らないとか……。印象派の作品です。
20世紀最大の哲学者、ウィトゲンシュタインの話が、ラジオ深夜便でありました。
ことばはモノを示すと思われていましたが、ウィトゲンシュタインは ことばは人間だけが使うものである、という論説をぶちあげた、らしい。
ファンタジーでよく、『ことば=魂』 なんていう設定を見かけます。日本であれ西洋であれ、自分の名前を知られたら、支配されるという迷信もあった。それに言霊という概念は、現代日本人でも信じているひとは多いようで、「受験生に 滑る とか 落ちる とか言っちゃダメ」 なんて真顔でいうひともいます。
ことばは人間が使うもの、というよりは、使われる場合もある、という考え方があるのですね。
そういえば、向田邦子さんは、「ことばは怖い。ひととひとを結びつけるのもことばだが、決定的に亀裂をつくるのもことばだ」 と言ったそうで。
愛嬌でごまかすことは、ことばではできない。人間の本質って、ことばでわかることが多い。
自分の言行に責任を持たないと、一人前とは言えません。
作家をこころざすと明言しても、なかなか時間をとれない(寝てばかり)のわたしとしては、ことばを使う/使われる という現象に、もうちょっと敏感でありたいものです。
3つの虫
歴史探訪ウォーキングで、なんの話でそうなったのか忘れましたが、3つの虫の話になりました。
古来の伝承によると、人間には身体の中に3つの虫がいて、庚申の日になると天帝に、それまでの宿主のいいこと悪いこといちいち報告するらしい。
そういえば、昔、枕草子だったかな、その話の載っている本を抜粋で読んだことがありました。
平安貴族が中心だったこの迷信、江戸時代になると庶民にもひろがり、庚申の日になると酒盛りをして、虫の居所をよくしようとしたらしい。
娯楽の少ない時代だったから、集まる口実だったのかもね、とガイドさん。
庚申の日って、60日ごとにめぐってくるらしい。60年ごとに自分の干支がまわってくると、『還暦』になります。すっかり廃れてるけど、昔はこのころから、ボケがはじまってたんじゃないかなと思う(この年から赤ちゃんになる、とはそういう意味じゃなかろうか)。
最近のお年寄りは、元気ですから、ボケるなんてことはないのかもしれません。
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