ヤル気モード
立春は過ぎましたが、冬本番。
春は名のみの風の寒さや。ほほに突き刺さる風が、手足をも凍り付かせています。
広島では零下19度になったこともある今年。地球温暖化ってほんとなの?
このあいだ、合唱サークルで、ノルウェーの北のある国が、ビザなしで入れるけど、
零下70度という寒さに驚いた取材班が、「寒くないですか」 と言ったら、「だいじょーぶ」
と言った、という話を、指導の湯山先生がなさってました。
3月8日が長く続いたまっくらな夜の明ける日で、その日は山へ登るのも行列なんだって!
そこに住む人たちは、その国でとれる良質の石炭を掘って暮らしているとか。
『人種差別もないし、みんな仲がいいですよ』 と言っていたそうです。
人間って、順応性がはんぱない!
そんな北の国に、フィリピン人まで移住しているとか……。
定職に就くにも、わざわざここまで来なければならないんだから、貧しいってたいへんですね。
貧しい、といえば、電気が通じない国の人たちのことを思い起こします。
南米とか、アフリカとか、中東とかでは、電気があっても安定してない。水道もろくに届かない。
日本は恵まれてると、よく言われます。
電気があるからこそ、民主主義制度が安定して運営できる、という面もあるようで。
その証拠に、世界の民主主義国家のほとんどは、電気が充分に行き渡っているところが大多数だという話を、
なんの本で読んだのか忘れたけど、書いてあった。
うーん、電力が民主主義を支える、ですかー。
すっげー脆弱な基盤だなぁ。と思うのは、わたしだけなの?
北朝鮮では、電気が使えなくなるような爆弾を開発して、日本にぶっ込もうとしているそうです。
もし、電気が使えなくなったら、水道は使えません。下水も使えなくなる。
お風呂も無理だし、冷蔵庫もレンジも使えなくなる。
そんなことから、民主主義がなくなっていくのだとしたら、もしかしたら、我々にとって民主主義というのは、それほど『切迫して必要である』というものではないのかもしれませんねえ。
あと、外国人にとって判りづらいのは、日本的民主主義。
「なあ、キミ。アレやっといてくれ」
「はいはい」
仕事もこれでオッケー。
日本的民主主義は、電力がなくても充分機能すると思うけどねえ。
問題は、日本に来ている外国の人に、どれだけその 「あうんの呼吸」 が伝わるかってことだけど。
外国の人といえば、アジア系・中東の人たちは、いま、めっちゃ貪欲だそうです。
日本の技術を学んで、日本に追いつき、追い越せモード。
日本は、その国の伝統や血統ではなく、努力さえすれば、大学にも入れるし、企業にも勤められる。
日本語は難しいけど、ヤル気まんまんの彼らは、どんどん片言で仕事をしていく。
最近の若者みたいに、「勉強してないからできません」 とは、口が裂けても言いませんね。
わたしも、ごく最近、パソコンボランティアで、勉強していないことを相談されて、弱ってしまったものですが、わからないといって放り出したら気の毒なので、必死でやれるだけのことはやりました。
機械が壊れてなきゃいいけど(滝汗)
わたしが、そんなことを言っていると、未開拓の分野ほどやりがいがあると夫は言います。
だれも手を着けていないところに最初の一歩を踏み出すのは勇気が要りますが、自分が必要とされていると実感できる。
いやはやまったく、夫や、若い外国人には、負けるなぁ。なにより、目の輝きがちがう。
夢を追いかけて努力する、その姿勢には、学ぶことが多い。
負けてられない! ほかの人たちは、どんどん夢を叶えていってるんだから。
自分を甘やかさないで、毎日コツコツやっていかねばならんでしょう。
そう言いつつ、朝、二度寝をするわたしであった。ダメじゃん。
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