美しく儚い蝶の幻想が、しずかに心に触れてくる

美しく儚い画が印象的な作品です。

無数に舞う蝶たちと、それが映し出す思い出は、どちらも美しく夜空に浮かび上がっているようでした。
作品のほとんどが情景描写に費やされていますが、だからこそ、ラストの語り手の言葉が、シンプルなそれであるのにとても心に残ります。

蝶が描く優しい幻想が、しずかに心へ触れてくるような作品です。

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