連載一周年特別編
あちしのたのしみ
今回の話は語り手の都合上、読みにくくなっております。あらかじめご了承ください
=================================
”あちし”はエルフのみんなと森に住んでたの。でも、大きくなってきたからよそのおうちに行こうねって言われて、カミロおじちゃんのとこへ行ったの。おなかがすいて大変だったんだあ。
カミロおじちゃんちはみんなやさしくしてくれたけど、ずっとつながれてて、これからどうなるのかなって思ったの。もしかしたら、ずっとこのままなのかな、いやだなって思ってた。
そしたら、新しいパパとママが来てくれたんだよ。パパはね、エイゾウって言うの。ママのなまえはディアナ。パパとママはにんげんだけど、あちしにとーってもやさしくしてくれるんだよ。だからだいすきなんだあ。
あとはね、じゅう……じん? のサーミャおねえちゃんとドワーフのリケおねえちゃん、エルフのリディおねえちゃん。みんなもやさしいからだいすき。
あちしのとくいはガラゴロをひっぱることだよ。ときどき、みんなでカミロおじちゃんちへ行くのがたのしみなの。
カミロおじちゃんちへいくと、パパが「クルルがんばったな」ってほめてくれるから、とてもうれしいの。ママもいっぱいなでてくれるの。
みんなであちしのおうちつくってくれたりもしたよ。
ヘレンおねえちゃんもあちしのあとから来たよ。ヘレンおねえちゃんはみんながいないときにいっぱいなでてくれるの。
すごくつよいおねえちゃんってパパは言ってたけど、ほんとかなあ?ヘレンおねえちゃんはあちしをなでるとき、やさしいお顔でうふふって笑うよ?
それからたいへんたいへん!!あちしにも妹ができたの!ちっちゃいおおかみさんで、ルーシーって言うの。
ルーシーはちっちゃいから、外にいるときはあちしがみはってるんだよ。でもルーシーもおりこうさんだから、だめだよって言ったらすぐに言うこときいてくれるの。
夜はいっしょにねるの。パパたちはお家だから、いっしょにねていいんだよ、って言っても、おねえちゃんとねる!って言ってくれるから、いっしょにねてるの。えへへ。
でもね、いちばんのたのしみは、あさにパパとおみずをくみにいくことなの。あちしとパパでいれものをもってみず……うみ? へいくの。パパがそこでからだをきれいにしてくれるから、とっても気もちいいし、パパといっしょのにもつを運べるの。
だからいちばんだーいすき!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます