せっかくだから『買ってはずれだった本のジャンル』について嘆いてみる1
お疲れ様です、
今回のテーマですが、何故『ジャンル』についてなのかと言いますと、タイトルを出したら荒れるからです。そこを想像するのは割と容易でしょう。
いつもの様に箇条書きにしてみると、以下の様な感じです。
・『あ……あんた、あんたあんたあんた、あんたは嫌いかもしれないけれど、自分はその作品が大好きなのにィ!』
という方がどこにでも必ずいるから。
・『じゃあ自分、ワイの代わりに大ヒット作書いてみさらせやオラァ!』
という反論が当然生まれるから。
・たまたま作者様が今回調子が悪かっただけなのかもしれないから。
・編集者とのやり取りが上手く行かず、その結果生まれた作品かも知れないから。『望まれなかった子』
という意味で。
こんな所でしょうか。
しかし、さすがに70回もこのエッセイを書いているとパターン化されますね。箇条書きにすると考えもまとまるのでありがたい。
で、ひとつ目から。
・『あ……あんた、あんたあんたあんた、あんたは嫌いかもしれないけれど、自分はその作品が大好きなのにィ!』
という方がどこにでも必ずいるから。
これですよ。他人がどれだけ
『うっわ、つまんね><』
と思おうと、どこかにきっとその作品の理解者、ファンがいるはずなのです。
『だから古本屋に売られてたりするんやで?』
というのはただの事実なので置いておきますが、そんな流れにもそんな考えにも至る事もなく、ご自身の本棚に並べておられるかもしれない。
それをバカにする権利なんて、誰にもないのさ!
それに、何がバカ売れするか分かりにくいと言われつつある昨今、テレビやランキングだけが売れ線ではないですからね。
『このランキングってさ、誰向けのメジャーよ?』
ですとか
『このベストアルバムは誰向けのベストなんですか?』
という風になって久しいです。
仮にマイナーと言ってもえらい数、つまり作者様が食べて行けるくらいのファンがいたりしますから、メジャーとかマイナーとかという呼称が既に古い感じ。
何だろうな、住み分けが出来たという事なのか。ありがたいですが。
次です。
・『じゃあ自分、ワイの代わりに大ヒット作書いてみさらせやオラァ!』
という反論が当然生まれるから。
これを言いたい作者様って沢山いると思うんですよね。
『見たり読んだりしないで叩くよりは、それをして叩く奴の方が説得力あるな』(違法動画などでない場合のみ有効)
という風に、私も思える様になりましたが、まさにそれです。
作品を読んでいればわかる程度の事情も知らずに叩く奴の何と滑稽な事よ。
『YOUの今叩いてるその作品は100万部売れてるんだよ!』
という例があったので、余計にそう思います。
売れていてもそういう悪い意味での節穴アイの持ち主に叩かれるというのは、作者様からすればマジガッデムである事でしょう。
それに、出版社関係で最近ありましたけれど、
『某国にまつわる意見をSNSで過去にしたばかりに、ほぼ事実無根の言いがかりを付けられて、出版もアニメ化もご破算になってしまった』
という例を見るに、
『大手だからと言って当てにならんよな』
と思うんですよね。
かつて、某ゲーマー青春コミックが著作権を侵害していながら、担当も出版社も対応をおざなりにして連載を継続、いざ訴えが発生したら、こちらも同じ様に出版分を引き上げ、作者さんは書類送検となった時なども
『いやいやいやいや、大手なんだからそこはきっちり対処しとけよ』
と思ったものです。
担当が放置してたら、
『今のまま書いていても大丈夫なのかな?』
と思うじゃない、と。
『あちこちを吸収してでかくなった意味が問われるだろうがよ。
そういう雑なスタンスが度々話題に上るのに自分の書いてたレーベルも吸収されて、嫌になって離脱した作家さんもいるんだぞ!』
とか、思う訳です。
なので、このエッセイで以前書いたと思いますが、
『出版社デビューは作者にとって、本当に安心出来る事なのか?』
という事に、疑問を覚えます。本屋さんで気になる本を買うというのは、ラフな言い方をすれば
『結局の所は出版社の手の平で転がされ続ける』
という事になりますけれど、どうせなら作品世界に関する事で楽しませて欲しい訳です。
『夢を見せて欲しいんだが』
という。
まずい流れだよね、これ。
次です。
・たまたま作者様が今回調子が悪かっただけなのかもしれないから。
プロ作家ではないので想像の範囲を出ないのを前提に話しますが、そうさな、他の業種で言えば、
『実施する事になったプロジェクトの準備期間が短いなどの不安要素を潰すのにえらい労力が必要だった』
という事ってありますよね。
『新人が入って来るんだけれど、明らかに自分にはキャパオーバーだ』
とか
『他の部署の仕事もやる事になったんだけれど、今の仕事状況を自分のチーム全体で把握せにゃならん。それを済ませる事を考えてもえらく多忙だ』
とか。
部活で言えば、
『唐突に部長が引っ越す事になって副部長が繰り上がる事になった』
とかです。私は受験生になろうという時期にこれがありましたが、事もあろうに部活に関わる先生方の人間関係まで入り込んで来た事で諸事情が複雑過ぎて学生の身に余り、心が折れました。
結果、生まれたものが微妙になってしまう。森〇嗣先生のエッセイで
『出来がイマイチだと理解していても、出版する事はある』(大意)
とあったので、つまりはそういう事態になる事もあるのでしょう。
作者さん一人の責任と考えるのはいささか抵抗があります。
次です。
・編集者とのやり取りが上手く行かず、その結果生まれた作品かも知れないから。『望まれなかった子』
という意味で。
上の場合の更に厳しい結果の例です。
具体例としては、以前ある有名作品の公式コミカライズで
『これなんじゃね』
と思わされるものがありました。どういう事なのかと言いますと、
『コミカライズなのに、キャラクターに恐らくは作者さんの好みが露骨に出ており、次に何故か作画が荒くなり、数回で連載が終わってしまった』
というものです。普通、編集者と作者でチームを組んで作るものなのに、体型が
『そういうのをやるなら同人でやろうや』
という事になっていたのです。
悲しい事にその作品の公式コミカライズは途中で終わっているものが少なくなくて、ファンとしてはかなりしょんぼりです。その渇望を、同作品の新たに始まった公式コミカライズで潤している感じ。
……という所まで書いたら2000文字を越えてしまった!
続きます(`・ω・´)ゞ
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