恵の定食屋#6
「暑い~」
「ライ、そんな事言っていたら余計に暑くなるよ」
「にゃさけないな、二人とも。ミケは汗ひとつかいていにゃいのに」
店の中で一番涼しい場所を陣取っているミケはメグたちにそう言い放った。
「ほら、このままグダグダ言っていても余計に暑くなって疲れるだけだからさっさとご飯食べちゃおうよ」
メグはそう言って8月の新メニューでありお客様からは「遅い」や「やっと出た」という声を頂いた冷やし中華を厨房からテーブルへ運んだ。
「冷やし中華だし、麦茶で良いよね?」
「構わないよ」
「ミケも麦茶で良いと思うにゃ~」
暑いとはいえ、流石に冷やし中華にアイスコーヒーは合わないだろうと思ったメグとミケはそれぞれそう言った。
「準備も出来たし食べようか」
ライがそう言うとメグたちは右手のひらと左手のひらを合わせて、
「いただきます」
と、そう言った。
8月7日 弐本八柳恵
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます