おかしの駄菓子屋#6
「ふぃ~ 流石のジャックでも何日間も連続して一人の勤務というのは骨が折れるな~ ジャックに骨なんて無いけど」
だ~れかさんに何かを言われたからなんてことは決してあり得ないことだけれど、いつもジャックと共にジャックの駄菓子屋を支えてくれているクッキーボーイたちに遅めのゴールデンウィークをあげても良いかなーなんてことを思い立ってクッキーボーイたちに10連休を与えたジャックは
「流石に休みをあげすぎたな」
と、閉店後の店内で悔やんでいた。
「でも、あと数日。ジャックは頑張りますよー」
いつもメラメラ燃えている目の奥の炎を少しだけ強く燃やして、チョコレートがべっとりついた口で心なくそう言った。
そんなジャックの足元には罪の無い、たい焼き型チョコレートの包装が乱雑に散らばっていた。
5月18日 ジャック・オー・ランタン
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