85話 新たなるステージへ


「ですから、我々は彼と少々お話したいだけなのですよ」


「だからといっていきなり我がギルドの者をなんの手続きもなく出せとは穏やかじゃないですね。それなりの理由を提示していただきたい」


 お、やってるやってる。

 私達部屋へ入ると、仮面を被った数人の人とギルドマスターのマステリオンが口論を繰り広げていた。

 ちなみにレオンは入り口に置いてきた、ハッキリ言ってこの戦いにはついてこれそうにもな……ではなく。

 ここから先は私の問題だからな、余程酷い状況にでもならない限り手を貸してもらう必要はないだろう。


 しかしあれが“女神政権”の人間か、入り口でエリーゼから聞いた話では、高い身分を持ちながら調査員もかねる彼らは素性がバレないように仮面をつけているらしいが……そこまでする必要あるか?

 それに私の目は誤魔化せないぞ……あの中の一人は女性だ! しかも相当の美人とみた。


「ワウ……(またご主人がしょうもないこと考えてる気がするっす……)」


「別にしょうもなくないだろう。相手がどんな人物なのか考察するのはいかなる状況においても……」


「ムゲン君!? どうしてここへ」


 あっと、くだらないやりとりをしているうちにマステリオンがこちらに気づいたようだ。

 それにつられてシントの方々も一斉にこちらへ顔を向ける。

 その仮面姿で一斉に振り向かれると凄い不気味だからやめて欲しい。


「あれがそうなのか……」

「資料と姿は一致しているが……」

「とにかく我々は任務を遂行するのみだ……」


 私の姿を確認したと思うと、すぐに固まってヒソヒソと密談を始める仮面集団。

 その怪しさに私の中で不気味度が三割増しになったな。


「ムゲン君、何故来た。彼らの目的がわからない以上、私にはギルド員である君を守らねばならない責任がある」


 たしかにマステリオンの言うことは彼の役職上もっともな意見だ。

 しかし……。


「この状況では私が出てこない限りは延々と不毛な口論が続くだけだろう」


「だが……」


「それに、私としてもそちらさんには少々興味があったんでな」


 そう言って連中の方を向く……が、仮面をつけてるせいで表情が読めんな、面倒くさい。

 そんなことを考えてると、連中の内の一人がこちらへ一歩歩み出てきた。


「いやはや、これはこれは話のわかる方でこちらとしても助かります。では少々お話を伺いたいのですが……」


「却下だな、まずはお前達の目的を聞いてからだ」


「ぐ……」


 当たり前だろう。

 こちらから出向いてやったというのに何故貴様らの頼み事をホイホイ聞いてやらにゃいかんのだ。

 そちらは仕事で来てるんだろうが、こちらとしては貴重な時間を削ってやって来たんだ、付き合ってやる義理も義務もないのだから当然だ。


「誰の命令で、どういった理由で、どうして今なのか、私である訳は……すべて説明してもらわないかぎりこちらから話すことは何もない」


「うう……どうする、すべて話すのか?」

「しかし、この指令は極秘のものだぞ」

「だが目的の人物を見つけた場合いかなる手段でも……と言われたではないか」


 私の威圧感に連中はたじろぐ。

 そしてそのまま、またもやヒソヒソと話し合いを始めた。

 一々面倒くさい奴らだな、なんのリスクもなくそうホイホイと目的のものが手に入るとでも思ってんのか。


 と、考えてる内にどうやら話し合いは済んだようだ。

 またさっきのリーダーっぽい奴が前に出てきて話し始める。


「わかりました、話しましょう。しかしお話するのはあなた一人です……」


 そう言ってちらりとマステリオンの方へ向く。

 関係者以外にはあまり聞かれたくはないってか……。


「いいだろう……そういうことでギルドマスター、少し席を外してもらえないだろうか」


「……わかった、いいだろう」


 おや、今回はやけにあっさりと承認してくれたな。

 マステリオンは保守的な人間だから絶対に反対してくると思ったが。


「ここで私が反対しても君は引かないだろう? 前回の事件でそれは身にしみたからね」


 おっと、流石は魔導師ギルド全体を統括するギルドマスター。

 一人ひとりの性格もバッチリ理解してくれてるな。


「それに……君の考えは理解しているつもりだ。くれぐれも無茶はしないようにな」


 そう言葉を残し、マステリオンは部屋を後にした。

 しかし、君の考えは理解してる……か、これなら大丈夫そうだな。


「では、そろそろ話させていただきます」


「ん? あ、ああ、いいぞー、じゃんじゃん話してくれ」


 あぶね、一瞬こいつらのこと忘れてたわ。


「まず、我々が誰の命を受けてここへ来たのかですが……それこそは我らが信じる絶対的な存在。そう、我らが“女神”様のご意思だ」


 ……マジか? まさか“女神”直々の命令だとは思わなかった。

 しかし私は“女神”と面識などあるわけがないのにどうして……。


「次に、今あなたはどうして女神様が自分のことをご存知なのか? とお思いでしょう。その理由は、これです」


 そう言って渡されたのは一枚の用紙……そこには一つの絵が描写されている。

 だがここに描かれているのはどう見ても……。


「私と犬じゃないか」


「その他にこのようなものもあります」


 続けて二枚目、三枚目と出されたのは、レオンやエリーゼといったあの事件の重要人物達が先程の紙と同様に描かれていた。


 流石に写真ほど鮮明に描かれているわけではないが、果たして気づかれない内に人の手でここまでハッキリとした絵が描けるだろうか。

 少なくとも私は描かせてやった覚えはない。


「これは最近シントで開発された転写機という魔道具を使用して作られたものです」


 どうやら、その転写機とやらは光属性を利用した魔道具で、水晶に捕らえた風景をそのまま用紙に写せるすぐれものらしい。

 ……とは言ってもその絵に色はなく、日本の初期のカメラでももっとハッキリ写っているだろうという出来だ。

 こんなものが最新鋭なのか……と思えてしまうのは、私がスマホで写真を撮っているせいだろうな。


「キッカケは些細なことでした。我々が会議を終えた後、偶然置き忘れたこの資料を女神様が読まれたのだ」

「そしてあなたの姿が写された資料を見て一言『この者を探して連れてきてください』、と命じられた」


「たったそれだけか? その女神様とやらから理由もなんも聞かないで?」


「当然です。我々にとって女神様のご意思は絶対のもの。理由など聞かずとも、あのお方が望まれれば従うまで」


 あー、厄介だなぁこういう奴ら……。

 自分が受けた命令をなんの疑問も持たずに遂行する奴らっていうのは情報量が少ない。

 そいつの頭にあるのは大きく分類すると、自分のこと、身の回りのこと、与えられた任務、そして自らが信頼するすべてってとこだ。

 その他のことは知らないし、意味も考えない……いや考える必要もないんだろう。


(最早こいつらからこれ以上の情報を引き出そうとすることは無駄だと考えたほうがいいな)


 となると、残された選択肢はそう多くない。


「つまり、我々は女神様のご意思であなたをシントまでお招きするために今日訪問させていただきました。なので、どうか我々と共にシントへ……」


「うし、じゃあ行くかシント王国」


「「「え?」」」


 私の即決に困惑する仮面軍団。

 こういう奴らはこっちが予想外の反応すると思考が停止するのも特徴の一つだな。


「こういったことは早い方がいいからな。馬車はそっちで用意してくれるんだよな」


「……え? あ、はい。西門を出たところに」


「そんじゃ出発の前に挨拶してきたい奴らもいるからそれが終わったら向かうんで準備しといてくれ。あ、不安だってんなら一人か二人くらい監視をつけてもらっても構わないぞ」


「え、えーっと……だ、大丈夫です。来て……いただけるなら……」


 あまりにもスラスラと状況が進んでいってるせいで頭回ってないなこりゃ。


「んじゃまた後で。二時間以内には到着すると思うんで~」


 そして私は部屋を後にする。

 さて、こんな事もあろうかと部屋にはいつものスクールバッグに旅の支度を済ませてある。

 あとは研究室に置いといたあれを持って……そこにいるレオン達やギルドの皆さんに挨拶して回るとしますか。






「師匠! 無事でしたか!」


 部屋を出ると、レオンが慌ててこちらに駆け寄ってくる。

 エリーゼ、シリカ、マステリオンも一緒だ、話が終わるまで待っててくれたようだな。


「そんなに心配しなくても私はこの通りなんの異常もない。少々面倒くさいことにはなったがな」


「では何があったのか説明してもらえるかい、ムゲン君」


「わかった、簡潔に話すと……」


 マステリオンに状況の説明を求められたのでなんの躊躇もなく話す。

 別に話したところで私にとってマイナスなことは一切ないからな。


 そんなこんなで説明は数分で終了。

 それぞれが神妙な顔つきになっているな。


「強引なお仕掛け訪問にいきなり説明もなしの命令……あそこの者達のいつものやり方ですわね」


「兄さんも『彼らは“女神”の意思と言い人々から何もかも奪っていく連中だ』って言ってました」


 それなら私もリオウから聞いたな。

 “女神政権”とは言っても、実は奴らのほとんどはその地位を利用して民衆を苦しめるただの腐った貴族の集まりで、そこに本当に“女神”の意志があるのかわからないらしい。

 その話を聞いた私は、今の世の中には本当に“女神”は関与しているのかどうかという疑問が生まれた。


 ま、今回の案件は話を聞く限り本当に“女神”が関わってる可能性はありそうだ。

 だからこそ誘いに乗ったというのもあるが。


「でも師匠、思い切りがいいですね。そんな人達の本拠地に躊躇いもなく飛び込んでいくなんて」


「できれば私だって関わりあいになろうとは思わなかったさ。だが何故か目をつけられてるようだし、“女神”にも少々興味があったからな」


 なってしまったものはしょうがない。

 今更起きてしまったことをグチグチ言い続けるよりも次の対策を練る方が重要だろ?

 というわけでささっと旅の支度をしてあいつらのもとへ向かうか。


「じゃあ行ってくるわ。見送りは別にいらないからいいぞ。あと私の部屋も適当に片付けてもらって構わん、いつ帰ってくるかわからんからな」


「そんなあっさり……」


 レオン達にささっと挨拶を済ませ、今度は受付へ……と思ったらマステリオンがズイッと私の前に現れた。


「ムゲン君、君の要望はこちらで処理しておいた、あとは君の一声だけだ。それと、何かあったら伝書を送るように、魔導師各員の状況は少しでも確認しておきたいからね」


「了解した、それじゃ」


 うっし、今度こそギルドから出発……の前にちょっと受付へ寄っていこう。


「あ、ムゲン君、話は聞いてるよ。なんか大変そうだね」


 また人事のように……実際人事だが。

 まぁマレルにも挨拶して、用事を済ませて行くとするか。


「話を聞いてるなら話は早い、あの件を了承しといてくれ。……というわけで私はこれから長い旅に出る、無事帰ってきたら私と……」


「はい、いってらっしゃーい」


 せめて最期まで言わせて……。

 マレルとはこういったやりとりはもう何十回も繰り返している。

 日本にいた頃を思い出すな……学園のアイドルと呼ばれている子に何度も告白しては断られた後に親衛隊にボコボコにされてたっけ。


「ワウン……(日本でも異世界でも、やってることは変わらないんすねぇ……)」


 っと、感傷に浸っている場合じゃなかった。

 早く他にも挨拶してさっさと西門へ行かなければ。


 そんなこんなで私は研究室の荷物を回収し、街の武具屋のおっちゃんをはじめとする知り合いの人達に挨拶をし回り、ようやく仮面集団の待つ西門へと辿りついたのだった。






 すでにその場所には高級そうな馬車が二台用意されており、その周りには護衛の騎士のような人達が取り囲んでいた。

 私と犬は彼らに言われた通りに馬車の中に入ると、そこにはあの仮面集団が……。


「って仮面外してる!?」


 結構広い馬車の中には二人、服装からしてさっきの仮面の内の二人だろう。

 あとの二人はもう一つの馬車か、贅沢だな。


「ええ、我々は他の統治権へ入る場合は顔を隠し正体を明かしません。他勢力の者が女神様に近づくことを極力避けるために我々は努力を惜しみません」


 ふーん……つまりだ、普段は女神と関わらない普通の貴族だが裏では“女神政権”の者としてしっかり働いている。

 自分が“女神政権”の役人だと他勢力にバレればそこから情報漏洩の足がかりにされる危険性を考慮してるってことか。

 面倒くさいことするなぁ……。


「だがいいのか? 私は曲がりなりにも魔導師ギルドの一員だ、そう簡単に素顔を晒してしまって誰かにチクられることは考えなかったのか?」


「はい、ムゲン様は女神様が招待された立派なお客様。先程の場では他に人がいた故、顔を晒せず失礼いたしました」


 と、そんなことを話している内に馬車が動き出す。

 窓にはカーテンが掛けられており外の様子は見えない。

 なるほどね、ここなら街の外だしこれなら他に見られる心配もないか。


 ま、こちらとしては先程から黙っているお嬢さんの素顔を見ることができて万々歳だけどな。

 やっぱり美人だし、歳も私とそう離れてなさそうだな。

 早速お近づきになるためにお話を……といきたいところだが、今はそれよりも聞きたいことがいくつもある。


「さて、馬車も発車したことだしもういいか」


「ん? もういい……とは?」


「私はこうしておまえ達の要望を聞き入れた。だったらこちらの要望も多少なりとも聞き入れるのが筋というものじゃないか?」


 望んだものがただで手に入ると思ったら大間違いだぜ。

 そしてこの状況、ブルーメからはだいぶ離れもう後には引けない状況でこちらの頼みを聞いてもらおうじゃないか。


「よ、要望ですか。そ、そうですね、こちらとしても女神様に会っていただけるならできる限りの要望は受け止める所存です」


「ワウワウ……(まさかご主人、引くに引けないこの状況でその女性を自分のものに……)」


 ちゃうわ! 流石にそこまで外道じゃない。


「私が聞きたいのは“女神”についてだ」


 その言葉に二人ともピクリと反応する。


「それはつまり、我らが女神様の情報を与えろということですかな。先程できる限りの要望は受け付けると言いましたが、流石に女神様を危険に晒すかもしれない行為は了承致しかね……」


「あー、違う違う。私が言ってるのはそういうことじゃない」


 そんなにピリピリした目で見つめないでくれよ。

 隣の美人さんもそんな怖い顔しないで。


「私が知りたいのは女神がどんな力を持っているとかどんなところに影響を与えているかとかの詳細じゃなくてな。単にあんたらが感じた印象を聞いてみたいだけ」


「は、はぁ……我々の……ですか?」


「そう、曲がりなりにもあんたらは女神様に会って会話もしている。信仰していた対象と出会った自分の感想と……後は感じていたイメージとの差異なんかあったら聞きたいな」


「なるほど、それでしたら構いませんよ」


 それからというもの、元仮面のおっさんは水を得た魚のように話し出す。

 話の内容としてはやれ女神様は偉大だの、自分の家は代々女神様の恩恵を受けており、だからこそ我々は代々女神様を支えていくだのとういことばかりだった。


 まぁこんなところだろ。

 実際には女神の細かい情報などは私も気になるところだが、彼らがそれを知っているかどうかさえわからない状況でそんな敵対視されるような質問はバッドだ。

 むしろ逆、自分から話したくなるような質問を投げかけてやればいい。

 彼らにとって女神は日本で言うアイドル的な存在と言ってもいいだろう。

 そんな存在と出会って対話もしたとあれば、誰かに自慢したくなる……が、極秘任務でうかつに話すこともできず、かつ話せる人間といえば自分と同じ女神に会った者だけ。

 これでは消化不良といったところに私という何も知らない人材を置くことによってあちらも話しやすくなる。


「であるからして我々は……」


「あ、ちょっとストップ。女神様の偉大さはわかったからこっちからもう一つ質問いいか」


「そうですか……これからがいいところだったのですが。まぁいいでしょう、それで質問とは?」


 まだまだ話す気だったのかこのおっさん。

 それだけで一日潰すところだったぞ。


「女神の背格好とか、声の感じとか知りたいんだ。会ったんだろ?」


 なにせ女神というぐらいだからな、美しい女性である可能性は極めて高い!

 私としてはそちらにも興味が尽きることはないぞ!


「いえ、会ったと言っても天幕越しでしたからシルエットだけでして……。ですがきっと女神様はお美しいお姿をされておるでしょう。お声からも私の耳が洗われるような……」


 このおっさんはもう駄目だ、ヒートアップしすぎで我を忘れてる。

 となれば……。


「先程から話されてないが、君はどう思った? 女性の観点からの意見も聞きたいんだが」


「え、えっと……」


 おや、なんだか歯切れが悪いな。


「おっとすみません。この子は私の娘なのですが、同じように女神様に命を受けたのでいい機会だと思い初めて外に連れてきたのです。いずれはこの子も私と同じように女神様に仕えることになるでしょうから」


 この歳で初めて外に出るのか、生粋の箱入りお嬢様ってところか、エリーゼとは大違いだな。


「だが命を受けたということは女神と対峙し話を聞いたということだ、どう感じた?」


「そう、ですね。天幕のシルエットを見た時、そこまで背の高い人ではないという印象でした……。あ、でも、お声は凄く透き通っていて、私が発するよりもとても綺麗なものでしたので。お姿もきっとお美しいのでしょう」


 最初の言葉におっさんが少々顔をしかめたが、どんどん褒め称えるようになってきてからうんうんと頷きながら笑顔になった。

 しかし『私が発するよりとても綺麗』というのは自分と比べてということ……。

 彼女は私とそう歳は変わらないようだし、つまり女神の声にも若干の幼さがあるということ……かもしれない。


「あと、もう一つ君に個人的な質問だ。君は女神様に仕えるをどう思っている?」


 この質問は女神の情報を知りたいとかそういうものではなく、ただ純粋に、私が知りたかったから質問させてもらったことだ。


「どうと言われましても……私の家は代々女神様に仕えております。女神様のために働けるのであればそれは光栄なことです」


 その言葉におっさんはまたうんうんと笑顔で頷いている。

 それが、当然だと言わんばかりに。


「そう……か。すまなかった、変な質問をして」


 これで私の質問は終わりだ。

 馬車の中ではまたおっさんが女神について語り出すがそれは無視してカーテンをチラリと開け、外の景色を見て思った。


「前世の私なら、そんな退屈な人生はとてもじゃないが耐えられそうになかったな……」


 ボソリと呟いたその言葉は誰にも聞かれずに消え去っていく。

 そのまま馬車は、目的地であるシント王国を目指し進んでいった。


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