乱世の快男子11 そんな事やってみろ秀吉は度量の小さい男だと影でみんなが笑うだろう、特に家康が大喜びするよ、そんな事がお前はわからんのかと叱責されて恥をかいたそうで、福島正則様以下豪の者、


乱世の快男子11


そんな事やってみろ秀吉は度量の小さい男だと影でみんなが笑うだろう、特に家康が大喜びするよ、そんな事がお前はわからんのかと叱責されて恥をかいたそうで、福島正則様以下豪の者、

が大笑いしたそうです、三成様が憤懣やるかたないと触れ回ると、大谷様がお前はそういう事を言うから皆に嫌われるんだと諌めて、酒を飲み慰めたそうですと笑うので、私の知らない、

ところで、とんでもない話になっているんだ、


ばかみたいだなと笑うと、山城屋がこれこれ、若様に失礼ですよと言うと、若様怒りましたと言うので、ああ、怒ったぞ今度三成に会ったらぶん殴ってやると酒を飲み干すと、おみつがど、

うしましょう、余計な事言って申し訳ございませんと言うと、冗談だよ驚いたと笑って、そんな事で怒るわけないよと大笑いしたのです、おみつがまったく本当に怒っていると思いました、

と言うので、


こういう風に反応すると面白いだろうと言うと、これで分かったわ、若様が皆に好かれる理由がとおみよは嬉しそうです、しかし、このイワシは美味いと言うとお雪が普通タイは美味しい、

と言いますが、若様は庶民的ですねと言うので、光り物は食べると頭の回転が良くなるんだよと言うと、おみつがそうなんですかと食べ始めるので、山城屋が大笑いして、イワシなんか食、

べた事ないんですよと言ったのです、


食事をしながら歓談していると女中がお嬢様、京極様からお迎えが来ていますというと、そんな時間なのと言って、若様今日はとても楽しかったです、京極のお殿様に今日の話しをすると、

大喜びなさいますよ、こんどお殿様に言って、屋敷にご招待します、絶対来てくださいねと言って帰って行ったのです、山城屋が送って行き、戻ってきて、せっかく行儀見習いに出して、

いるのに、


あれで大丈夫なんですかねと言うので、美人でいい娘さんではないのと言うと、奥方がありがとう御座います、娘のあんなに楽しそうにしているのは、久しぶりですよと言うので、一人娘、

なのと聞くと、ええ、そうなんです、婿を取ってここを継いでもらわなければならないですがと言ったのです、番頭にはいい者がいないのと聞くと、娘が気に入らなければどうしょうもあ、

りませんよと言ったのです、


それでは外に子供を作ればと言うと、お雪が若様と言うので、いけない、奥方失礼したと言うと、いいんですよ、そうして貰うと私も楽ですと笑ったのです、それでは伊東家が再興になつ、

たらおみつの婿でもなるかというと、山城屋が本気ですか、若様なら私は大喜びですというので、奥方があなた、若様は中浦家になにかあったら跡を継がなければならないし、何万石にも、

出世できるお方ですよ、


無理に決まっていますよと言うと、それはそうだねと酒を飲み干したのです、しかし、僕がここの婿になると外子が沢山現れて、おみつが悲しむかもしれないなあと言うと、山城屋がそば、

めにして貰って、生まれた子供を跡取りにするのもいいなと言うと、奥方がそれならいいですねと言ったのです、まあ、まだ先の事だから、ゆつくり考えればいいかと正直が言ったのです、


奥方がそうだと立ちあがり、戻って来て皿をだして、若様の好きな塩辛ですよ、今日河岸で手に入れてきましたというので、これは何よりだ、酒によく会うんだよというと、お雪帰りに、

もって行きなさいと言うのでご、ハイと返事したのです、2万石というと家来衆は何人になるんですかと聞くので、まあ300人と言うところだろうと言うと、お屋敷に住めるのですかと聞、

くので、


加藤清正殿が大名並の屋敷をくれましたので、敷地が広いから中に長屋は沢山作れるし、私の屋敷も作ってくれるそうですと言ったのです、それで正直様は何石取りになるのですかと聞く、

ので若殿は1000石と言っているが、400石でいいんだよと言うと、お雪が勿体無いと言うので、いっぱい貰うとそれだけ家人が必要になるだろう、だから少なくして殿の直参を増やせば、

伊東藩の為になるのさ、


僕の家人にしておくと、僕に何かがあると糧を失うだろうと言うと、若様は本当にお優しいのですねと奥方が言ったのです、山城屋が若様は商人になってもアットいう間に豪商になる腕を、

お持ちだから、食べていくのには困りませんよと言ったのです、僕は袴とか裃が嫌いなんだよ、家を出て浪人になったら楽でやめられなくなってしまって、裃はめったに着けたことがない、


正座も苦手だし、大名のどこがいいやら分からないよと言ったのです、しかし、山城屋はそうやってず~と正座をよくできるねと言うと、慣れですよと笑ったのです、実は父上も苦手なん、

だよ、兄上はそうでもないらしいのだが、父上はいつもあぐらをかいているよと言うと、お雪がお父上に若様はそっくりなんですねと酌をしたのです、 碁はめっぽう強いな、勝った事は、

ほとんどないと言うと、


お雪が私も碁と将棋はできるんですよと言うので、町やの娘なのにどうしてと聞くと、山城屋が雪の父親は武士だったのですよ、美濃の土岐氏に使えていたのですが、斉藤道三に滅ぼさ、

れた時に家族全部がお亡くなりになり、雪だけが生き残ったので私が預かったんですよと言うので、そうか、お雪もこの乱世の犠牲者だったのかと言うと、弱い殿様に仕えると悲劇、

に見舞われるんですよと言ったのです、


それでは今度相手をしてくれと言うと、ハイ、でも結構強いんですよと言うので、よし、負けたら側室にしてやろうと言うと、本当ですか約束ですよと喜んだのです、奥方がお雪よかった、

ではないの、正室は大変だけど、側室なら堅苦しい事もあまりないから気楽ですよと笑ったのです、大名で今山城屋から一番借りているのは誰なのと聞くと、内緒ですが徳川様なんです、

よ、


約5万両用立てしています、堺で鉄砲、火薬、玉、を沢山買い込んでいます、おそらく、秀吉様との戦に備えているのだと思いますと言ったのです、徳川様は律儀な人で利子もちゃんと払、

ってくれていますと言ったのです、秀吉様はと聞くとあの方は支配にある大名の金山、銀山を押さえていますから、金にはふじゆうしていません、後は薩摩様です、なんせ白州台地で米が、

あまり取れません、


中浦のお殿様が今琉球、奄美大島でサトウキビを栽培させて黒砂糖を大阪で販売なさっています、莫大な利益が出てきているので、借財もかなり減りましたよ、義弘様はお殿様を重宝なさ、

っているのですよ、だから今でも付き合いがあるわけです、若様の商売の才覚はお殿様ゆずりと言うわけです、山城屋は両替商だけでなく砂糖の商いもしているのですと言ったのです、


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る