乱世の快男子9 これでいかに中入りが難しいがわかったでしょう、今後はお控えなさる事です、命があってよかったですねと正直が言ったのです、さあ、秀吉様が心配しています早く帰
乱世の快男子9
これでいかに中入りが難しいがわかったでしょう、今後はお控えなさる事です、命があってよかったですねと正直が言ったのです、さあ、秀吉様が心配しています早く帰りましょうと言う、
とわしは何と叔父御に言えばいいんだと言うので、ただ、ひたすら誤るしかありませんと言ったのです、そのころ池田輝政は囲みを破り最短距離でもどるぞと突撃して囲みを何とか破った、
のです、
しかしこの時点では兵の半分を失い、追撃を振り切って走っていると横合いから鉄砲の一斉射撃を受け、騎馬武者は転げ落ちたのです、その後もあつこちに伏兵が配置されており池田輝政、
も鎧を撃ち抜かれて落馬し首を息子共々取られてしまい軍は壊滅して、家康の完勝となったのです、正直達は秀次と近習20人を連れ帰り秀吉の前へ行くと、秀吉は烈火の如く怒り秀次を、
罵倒したのです、
正直は陣所を下がると、今回は手柄にはならないが勘弁してくれ、みんな、よう働いたと酒を注ぎ乾杯したのです、加藤清正がやって来て今回はご苦労様でした秀次軍は壊滅して池田輝政、
親子は討ち死にしたそうですというので、気の毒な事でと言うと、今回は表だっては恩賞は与えられないので、これで御座ると袋を渡すので何ですかと聞くと、黄金500貫目ですよと、
そこにおいたのです、
これはあり難いと受け取り、清正に酌をするとよく助けだされたものだと感心していたのです、秀吉様が呼んでいますと言うので、行くと人払いがしてあり、正直ご苦労だったお陰で面子、
を少しは保てたと言ったのです、次はどおするかだと言うので、家康は秀吉様に一撃を与えて満足しているでしょう、本格的に秀吉様と戦う気などないのです、そこで、岐阜城の織田様と、
和睦するのです、
そうすれば家康の出兵の名目がなくなり陣を解くしかないでしょう、自分に黙って和睦した織田様とは今後絶対に家康は手を組まなくなり、また織田様も頼めなくなります、その後で織田、
様は始末すればいいではないですか、和解がなった後は家康にそれがしが会って撤退するように言いましょう、そうすれば痛み訳となり、秀吉様にもキズはつきませんと言うと、わしも、
そう思っていたのだよと笑ったのです、
やがて織田との和解がなったのです、これを聞いた家康はわしに黙って、和睦するとはと烈火のごとく怒ったのです、こうなれば、徳川軍だけでも頑張るしかないと言うと、本田正信が、
それが秀吉の狙ではと言うと、確かに5000は潰したが、織田軍8千が抜けると、3万5千対1万7千で圧倒的に不利になったが、このまま陣をとけば秀吉に三河まで攻め込まれかねない何と、
か秀吉に陣を引かせる方法はないものかなというと、
5000も兵をやられていますから難しいですねと、本田正信が言ったのです、そこに秀吉の内密の使者が来ています、中浦正直となのっている初日に手ひどくやられた奴ですと言ったのです、
ほう、おもしろい、通せと言ったのです、中浦正直と申します秀吉様の使者としてまかりこしましたと言うと、なぜ内密なのだ堂々とくればいいではないかと言うので、織田様が抜けた今、
徳川様の兵は1万7千です、
3万5千とまともに戦っては、たかが砦では全滅は免れません、そこで撤退を勧告に来たわけです、3万5千もいるのに、なぜ総攻撃をかけないのだと言う者が多いのです、と言うのはおおせ、
つかった口上ですが、私の見る所では秀吉様も困っているのです、家康様に痛撃を食らわされて5000の兵を失いました、面子がたたないわけですというと、それで正直はどうしろと言うの、
だと聞くので、
明日出兵の名目はなくなった、よって、陣払いをする、追撃もかってにおやりなされと口上して堂々と陣払いをするのです、前回の痛撃でだれもわれ先には追撃しないでしょう、そこで、
秀吉様はひょう量も底をついたのだろう、武士の情けだ追撃はしないでおいてやる、又どこぞで一戦交えようぞといえばいいのですというと、お互いに歌舞伎者になれと言うわけだな、
と家康が笑い、
しかし、敵の大将と味方の大将に馴れ合いをさせるとはと言うので、家康様は徳川は強しと言うのを秀吉様に見せつけれるのが、今回の目的だと拝察しますがと言うと、いかにもそうだ、
と言い、わかったその芝居にのろう、せっかく来たのだ一献酒をとらせよう、だれか酒をもてといい、酒を注ぐので飲み干すと、アッパレな飲み口だが毒が入っていたらどうするのだと、
聞くので、
そのような事を家康様がなさるはずはありません、私めを徳川に組みいれたいとお思いなのでしょうと言うと、憎い奴よのうその通りだ、日向の旧領を取り戻したらわしに組みしろと言う、
ので、承知しましたキット合力いたしますと頭を下げると、盃を出しわしにも注いでくれと出すので酒を注ぐと、それでは約束だぞと酒を飲み干して、太刀を渡してそれをとらすと言うの、
でおし頂いたのです、
それでは後日と言って徳川の陣所を下がったのです、家康が噂に違わず豪のものだ、それでは陣払いの用意をしろ、明日は声の大きい奴に口上をいわせるのだと嬉そうです、正直は陣地に、
戻り、人払いの秀吉に家康の明日の口上を伝えると、そうか、よく、やった、わしも、一芝居するかと笑ったのです、次の日には打ち合わせ通り1人の男がでて来て、家康様の口上をお伝、
え申す、
出兵の名目はなくなった、よって、陣払いをする、追撃もかってにおやりなされと大声で言ったのです、秀吉がこう言ってやれと口上を教えると、承知しましたと馬にのり家康の陣地に、
向かって、ひょう量も底をついたのだろう、武士の情けだ追撃はしないでおいてやる、又どこぞで一戦交えようぞと大声で口上したのです、両軍は撤退の準備に入りしゅくしゅくと陣払、
いをしたのです、
翌日にさつそく秀吉の元に来るように使いが来たので祐兵と一緒に御座所にに顔を出すと、今回はご苦労であった、さて、池田家をどおするかだ取り潰すかのうと言うので、それはなり、
ません、そうすると秀次様も責めを負わせなければならなくなります、本領安堵して次男に後を注がせるべきかと思いますと言う、なるほど、そうすればわしへの忠勤に励む事だろうと、
笑い、
祐兵には1万5千石を加増して大名に取り立てるぞと言うので、はは~つ、ありがたくお受けしますと頭を下げたのです、それから今回は何かと物入りであったろう、正直には5万両下げ渡、
桔梗屋と山城屋の借金を返すのだと言うので、ありがたい事で御座いますと言うと、これからも忠勤を励めよと笑って席を立つたのです、大阪城を下がり屋敷に戻ると、祐兵がそんなに、
借財があったのかと聞くので、
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