蜃気楼7 松田は幸洋にまず、はな、さんを迎えるに行き、その後宿舎へ案内しますと言って地下の駐車場へ案内した


蜃気楼7


松田は幸洋にまず、はな、さんを迎えるに行き、その後宿舎へ案内しますと言って地下の駐車場へ案内した

車にのり込み羽田空港へ向かい、車の中で松田は、あの洞穴に入って生きて出てくるとは信じられません

よ、しかしこれで謎がとけるかもしれませんねと親しそうに話しかけてきた、


羽田空港のANA到着ロビーで待っていると、ゲートの向こうで、はな、が幸洋を見つけたらしく小走りに

走ってきて、泣きじゃくりながら、おいてきぼりにするなんてひどいと、抱きついてきました、

話しは車のなかでするからと手をひいて、車に乗り込み、かいつまんで今までの事を話すと、信じられない

ような顔をして、でも無事でよかったとやっと笑い顔になったのです。


松田は暫らく走り青山の閑静な住宅街のマンションに案内した、明日迎えにきます、今日はゆっくりして

下さい、と言い残し松田は帰っていった。


明日から警視庁に出向する事になったと話すと、ひよっとして皆は幸洋さんを実験台にしようとしている

ではないの、そんな危険な事、断わつてと懇願したが、


これから暫らくは東京にいるので、逢いたいときあえるから、かえって都合がいいだろうと言うと、

それはそうだけど、でも絶対危険なことはしないでねと言うので、わかった、わかった、これからは

隠さないで全部はなに話すよと約束したのです。


なんかお腹がすいたよ食べに行こうと部屋をでて外にでると以外にも、はな、はこの辺に詳しいらしく

、近くに美味しいイタリア料理の店があると幸洋を案内した。


食事をしながら、自分のからだが特殊といわれても、かぜは引くし熱も出るよ、とても信じられない

、なんか理由があるはずだけど解らないなあとため息をついているので、宇宙人かなもしれないね、

二人の赤ちゃんができたら、ひょっとしてトカゲだったりして、私も変な人を好きになったもんだわ

と笑っていました。


次の日松田が向かえに来て、これから東都大の白瀬教授のとこへ、行きますと言い、車でむかった

大学の一角に白瀬教授の研究室があり、そこに行くと、やあ昨日はゆっくり眠れましたか、

まずは座って下さいと席を進められた。


そして、これから、体を調べますが、危険はありませんよ、貴方のからだに粒子測定器をつけて電子の

密度、陽電子、陰電子、アルフア波、ベータ波などを測定します、また血液、細胞組織のサンプルを採取

して分析します、2時間くらいで終わりますと説明した。



白瀬は手、足、頭に電極をつけ、コンピュータのコンソールを操作しらがらデータを採取していく

最後に耳タブから血液、細胞を採取すると、これで終わりです、分析には一週間ほどかかりますよ

あとは色々今まで不思議な事に出会った事を話して下さいと言うので、


確かに彼は不思議な経験の持ち主なのである、まず小さい頃の事であるが樫の木に登って遊んでいた

時の事である、どんどん上に登っていったのはいいが、枝か折れそのまま落下した、普通は大怪我を

するはずなのだが、途中の枝がクッション材になりどこもけがをしなかったのである。


また野山を走って遊んでいるうち、つまずいて倒れ、そこに竹の切り株がのどに刺さったが竹が枯れてた

のと、のど仏をハズレた為、小さなケガですんだ、普通は大怪我になるはずである



さらに高校生の時、一般道路でチキンレース(バイク4人で対向車線を走りどこまで我慢できるかの危険な

レース)にて一番右側を走り、最後まで我慢しもう少しで正面衝突しそうになり右にハンドルを切り橋の欄干

にぶつかり川の中に落ちた、バイクはまるでアメのようにグチャグチャになつた、


普通は即死のハズだが、川までの高さが低かったのと、一回転して足から落ちた為、両足骨折、左手骨折で

重傷をおった、しかし手、足はボキット折れており、複雑骨折でなかった為、回復が早く後遺症どこにも残

っていない、


会社の社員旅行で会津若松に行った時の事である、白虎隊の自刃した、飯盛山の階段を登っている時、何か

にとりつかれたように金縛りにあい、全身から冷や汗が出てきて動けなくなった

寝ている時金縛りに会う事は聞いた事はあるが、昼間にあうとは珍しい



ある日、友達と酒を飲んでる時、友達の携帯に電話が入り、病院に入院していた、彼の知り合いがガンで

もう今日、明日の命と連絡が来たと話すので、自分もチョット知っている人なので明日見舞いに行こう、

明日までは大丈夫だよと慰めて


次の日、白金の北里病院にでかけた、本来は面会謝絶だが、お別れなのでと身内の人が、会わせてくれる事

になり、病室へ、痩せこけて、意識はまったくなくヤッパリダメだと思ったのだが、


友達は別の知り合いが来るので迎えにと部屋を出て行った、なんとなく部屋がよどんでいる気がしたので、

心の中で死神よまだ早いぞ、ととなえると、気のせいか、よどみが消えたきがしたので、まだあちらに行

ってはダメだよと、彼の手をにぎり、身内の人に挨拶してタバコを吸いにエレベターにのり一階に降りると

友達の知り合いがきて、友達二人は病室へ向かった


タバコを吸っていると友達が転げるように、走しって来て、なにが起こったのと聞くので、え~っ、どうしたの

と聞くと、行ったらベットに座っていて、来てくれたのかあ、ありがとうと言ったとの事である、


さっきの呪文がきいたのかも、と言って、どこかに売店はないのか聞くと、中二階にあるとの事なので、

売店に行き、すしの湯飲みを買い、いまから気を入れるぞ、さあ手を出してと友達の手のひらで湯のみに

蓋をしてこれを持っていって、なにか食べたい時には、これに一旦入れて食べると、元気になるよ、


僕は仕事があるのでと言い残し会社へ行ったのだが、その後、点滴を持ちながら、トイレに行くようになり

やがて退院したと聞いて、そうか丁度自分が手を握った時、あちらに行こうとしていた時で、手のぬくもり

で現世に引き戻されたのかと思った、医者は検査したがガンは良くなっておらず、不思議がっているとの事

である。


まだいくつかは不思議に思った事があるんですがと言うと白瀬は、なるほど非常に興味深いはなしです、

今日はこの辺にして、また聞かせてください、松田君、幸洋さんは未解決事件担当にはピッタリの人だね

後は伊東さんから、他の未解決事件の事を聞いて、あなたの感じた事を教えて下さい、伊東さんが待って

いますよと警視庁に行くよう促した。













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