第264話 僕の嫁はオークの酋長達……(87)

 比の国の女王ルインへと他国……。


 そう~? 此の国の王である可能性が高い自分自身が彼女の夫……。二国の王になってもよいのか? と健太は。比の国の女王ルインへと問う。


「ん? いいわよ~! あなた~! 私は~? 今のあなたの話しを聞いて~。嬉しくて仕方がない~! もう~? それこそ~? 私自身は~? 今~? あなたの妻になれたことに対して~? 歓喜に満ち溢れている状態だから~! 全然問題ないですよ~。あなた~」と。


 比の国の女王ルインは? 健太の妻になれることに対して歓喜──!


 彼女自身がこんなにも? 喜びを身体全体で表現するほど嬉しくて仕方ないのだ。


 だって? ルインは? 今の健太の話しを聞き──。自分自身は手を汚さずに……と、いうか?


 自国の民を戦火に交えることなく、血を流さずに二国の女王になれたのだから。女王ルインは嬉しくて仕方がない。


 だから更に? 自身の王である健太へと? 妻的振る舞いで甘え始めるのだよ。


 こんな言葉を漏らしながら。


「私のことよりも~? あなた~? 妻である私を捨てないでよ~。お願いだから~。私はあなたのためなら何でもするし~。夫であるあなたが~。心の底から満足できるように~。親身になって奉仕~。尽くすから~。絶対に捨てないでよ~。あなた~。子供だって~。あなたのために~。沢山産んであげるから~。捨てないでね~。あなた~。お願いよ~」とね。


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