第28話 ブラックな集落生活? (4)

 でもね、誰も健太君が困っていることを気にしてはくれない。


 それどころか?


「あっ! ウルハ汚い~。あのの物を洗うなら私のも洗ってよ。健太~」


「あっ、うちのも~」


「あたし、のも~」


「私も~、私も~」


「年上で子持ちだけどいいだろう~? 兄ちゃん~?」


「私も夫に、先立たれて、独り身だからいいだろう~? 健太君~?」


「じゃ、うちも、あんた~。お願い~」


「ああ、ちょっと待って、私も家から取ってくるから、待っていて、兄ちゃん~」


「うちも、うちも、直ぐに取ってくるからお願い~。あんた~」


 まあ、こんな感じで集落の独身女性達に多分、人気者だと思われる健太少年~? 取り敢えず仕方がないから。かれは我慢をすることにして。


「はい、わかりました……。洗い終えたらこの場所に持ってきますから。皆さんが自身で取りにきてくださいね。これだけ数が多いいと、僕自身も誰の者だかわかりませんから……」


 と、少しだけ不満の言葉を漏らしたよ。


 すると複数の女性の声が重なる様に。


「はぁ~い。わかりました~。あなた~」


 まあ、こんな感じで健太少年に反ってきた。


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