第42話 家出! (7)

 だから朝起きるとね、心配だから二人の寝顔を交互に見ては確認をしたよ。だって二人は僕の宝物でもあり財産だから。朝起きたら直ぐに二人に「調子はどう?」と、僕は心配そうな顔をして尋ねるけれど。


「……ん?大丈夫だぞ健太!」


「……別にどこも、悪い所はないですよ、あなた」


 いつも僕に返す二人の言葉はいつもこうだよ。だから大丈夫なのかな?と、更に僕は思うのだけどね。


 でもさ、二人の顔を見ても笑顔だし、顔色も良い感じだから。


「あああ、そうなんだ……良かったぁ……」


 と、安堵しながら僕は二人に返事をするけれど。


 で、でもね、何度も述べるけれど。気になるの、僕の大事な家族で宝物だからから。

「あのさ、二人とも食べたい物があれば言って──出来るだけ、頑張って僕が用意するからね」

 と、二人に『しつこい』と、思われるかも知れないけれど。何度も優しい声だけは掛けた。


 まあ、そんな訳もあるからね、奥様達に頼まれると、僕は嫌だと断れないの。


 だから僕のプラウムに頼まれたモンゴーの実を。夫として必ず持って帰らないといけないと思うよ。


 だって僕は、何度も述べるけれど。彼女達の夫であり主人だからね。

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