第4話 プロローグ (4)

「そら見てみろ皆、婿殿は体の割には大変に大きくて御立派な、がついているぞ! それにいやだいやだと言いながらかなり元気が良いではないかぁ~!」


 僕のがね、余りにもそびえ立つているし大きいから。周りのお姉様達に、『見ろよ! 見ろよ!』と、晒し者にされて、僕の羞恥心はボロボロに崩れさった。だってこの後も、お姉様達の台詞はこんな感じで続くからね。


「あっ、本当だぁ~♪」


「可愛い顔しているのに、凄く立派な物がついていますね!」


「長~それいらないなら頂戴~♪」


 とにかくね、こんな感じで、僕の#御立派なは、お姉様達の前で品評会だよ。それにさ、アイカさんだけでは無くて、他のお姉様達も僕のナニに触れてきて──引っ張ったりしながら玩具にして笑うの。


 だから僕は、涙ポロポロ出てきそうだし、恥ずかしさの余り死にたいぐらいなのだ。

 でもね、そんな独り言を愚痴る僕に、アイカさんはとどめの如く、容赦のない行動をしてくるよ。


「おい、行くぞ婿殿、子作りだ!」


 アイカさんはね。何も気にもしていない顔をしながら、大変な……そして男の僕でも恥ずかしい言葉を述べるんだよね。


〈ズルズル……〉


 その後はこんな感じで、僕の片方の足を掴んで──『ズルズル』と、奥の部屋へと引きずり歩き始めるよ。


 だからね僕は……。


「ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってくださいアイカさん──僕子作りなど経験ないですから駄目です。出来ませんよ……」


 僕ね掴まれていない方の片足を床に『バタバタバタ』と、バタつかせて暴れたよ。それでね、大騒ぎ迄して色々と彼女に抵抗してみたんだ。


 でもね先程からそうなんだけど。アイカさんは、全く気にもしていない顔をしているよ。


 それどころか、何食わぬ顔をして──僕を奥へ奥へと運んで行くんだよね。


 ……したらさ、奥へ着いたよ。僕直ぐにアイカさんに寝台らしき場所へと放り投げられたんだ。


 だから『いっ、いたたたたたた……ここはどこ?』と、思いながら周りを『キョロキョロ』として確認をしていたら、アイカさんが迫りくるんだよ。


 僕はそんな様子のアイカさんを見ながら後ずさりを始めた──それこそ乙女のように、怯えビクビクしながら、後ずさりを始めたんだ。


 だって僕、初めての事だしね……。それに僕自身の純情な恋愛感情などアイカさんはお構いなしだよ。


 だから僕は本当に涙が出そうだよ。


 でもね、アイカさん。そんな乙女仕様の怯える僕に、先程から『ワシワシ』と、両手でしながら迫りくるの、『ニヤニヤ』微笑しながらね。


 そんな感じの僕達二人だから、他から見ればどちらが男か分からないよ……。


 でもね僕、アイカさんに説得を再度試みたんだよ。だって怖いし僕自身も初めての経験だし痛くないのかな……


「あのぉ~、アイカさん? 僕本当に無理なんですよ。経験もないし、とても恥ずかしいです……だから許してください……」


 とにかくね、アイカさんに僕自身、何度も嘆願を繰り返したよ。


 それでもさ、彼女は、少しばかり頬を赤く染めながら。


「大丈夫だ婿どの、私も交わる事など一度も経験などないから、お互いさまだ。だから二人で元気の良い子を作ろうか」


 と、僕に述べてくるんだよ。その後はね、僕に覆いい被さってきたから、僕は「うわぁ、ああああああああああああっ! 誰かぁ、あああっ! 助けてぇ、えええええええええええええええっ!」と、乙女のような叫びをあげました。


『うっ、うううううう……僕の貞操がぁ、ああああああああああああっ!』と、僕は思いながら涙を流すのでした……。





 ◇◇◇◇◇


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