第87話早朝の情景
朝メグミが起きると見慣れぬ天井だった。少し寝ぼけた頭のまま横を見るとノリコが寝ている、それでここがシーサイドの施設の部屋だと思い出す。
上半身を起こして一度伸びをする、メグミは最近は寝るときスポーツブラとそのお揃いのスパッツだ。暑くなってきてからずっとこのスタイル。横で寝ているノリコは薄手の肌触りの良さそうなパジャマの上下、更にノリコの向こうで眠るサアヤは大きめのTシャツにショーツのみ。
皆可成りラフな格好だが誰も気にしない、女ばかりなのだ、暑苦しい恰好で寝るよりは良い。3人とも余り部屋を冷やすのを好まないのも理由だ、部屋の温度を下げるより、涼しい恰好で寝る方が体調が良い、
メグミはノリコの方を見る、ノリコは寝るときはブラは付けない、薄手のパジャマの胸のボタンがはち切れそうになっている、ゴクリッと唾を飲み込む、そしてもう一度サアヤがまだ良く寝ているのを確認する、ノリコは一度寝ると中々起きない事をメグミは知っていた、それにたとえ起きても低血圧なのか暫く寝ぼけて目覚めたあともダラダラとベットの上で過ごしている、メグミは思う、
(これはあれよね、早起きは三文の得ってやつで私へのご褒美なのよね?)
そっとノリコに近寄ってその苦しそうパジャマの胸のボタンを外して胸を解放していく、形の良い綺麗なノリコの胸がそのパジャマの拘束を解かれプルルンっと弾ける様に表に出てくる。
(行ける、行けるわ、いまなら行ける!)
そっと優しく胸を救い上げる様に揉む、そしてノリコの顔を覗うが、気持ちよさそうに寝ているだけで特に起きる様子はない、安心したメグミはそのまま何度か優しく胸を揉んでその心地を堪能する。
(うんやっぱりノリネエの胸は最高ね、リズやジェシカ、サンディとも違う、この柔らかさ、この弾力、この張り、最高だわ! 乳首も綺麗ね……)
胸を優しく揉みながらそっと指先で乳首の周りの乳輪を円を描くように撫でていく、もう一度ノリコの顔を見るが若干赤みが刺したように見えるが相変わらずスヤスヤと寝ていた、
(まだ大丈夫そうね、ではこれはどうかな?)
今度はスッと乳首を指で撫でてみる、ピクッっと一瞬ノリコの体が反応する、慌てて顔を確認するが更に赤みが増して少し息が増したような気もするがそれでもスヤスヤと寝ている、メグミは迷った……
(如何だろう? もうちょっと行けるかな? 今なら例え起きても寝ぼけてノリネエのベットで一緒に寝て、更に寝ぼけて胸を揉んでいたって言い訳が通じそうだけど、これ以上はヤバいかな? イヤ! 寝ぼけてリズ達と間違えて吸っちゃったって言い訳で口でいっても良い気がする、良いよね?)
心の中で自問自答を繰り返す、良くはない、良いわけがない、しかしメグミはノリコにならばこの言い訳が通じるとの確信の元、さらなる行動に踏み切る、
(わあ、やっぱりノリネエの乳首は綺麗ね、それにいい匂い、ではいただきます)
パクっとその左の乳首に吸い付く、少し指で刺激したせいか少し硬くなっている左の乳首を吸いながら舌で転がしてみる、
(うん、グットだよ、グーーット、なんだろほんのり甘い様な気がする? 気のせいかな? もしかしてもっと吸ったら母乳出たりして?)
右の乳首も指先で優しく愛撫しながら、少し強めに吸ってみたが母乳は出なかった、当たり前である。左ばかりではいけないと思い右も口で同様に愛撫する、左の乳首を指で優しく愛撫することも忘れない、少しメグミの唾液が付いたせいかスムーズに動く、
(これは、何だろ、とても美味しいわ、ノリネエって汗が甘いの? んなバカな? 僅かに母乳みたいな成分が出てるんだろうか?)
そんな事を考えながらノリコの顔を覗うと、ノリコの顔は見るからに赤くなっている、息が若干荒いが、それでもとても気持ちよさそうにハァハァと寝ていた、大変可愛らしい、此処までやってもまだ寝ているノリコの寝つきの良さに、感心しつつ若干心配になるメグミであるが、ふとその頬に視線を感じる。
そっと横を見るとサアヤが睨んでいた。一気に興奮が血の気が引いていくメグミ、ノリコと違いサアヤの目覚めは良い方だ、ノリコの乳首から口を離し、アハハっと誤魔化し笑いをしながらノリコのパジャマのボタンを留めていく、薄手のパジャマにクッキリ浮かぶ乳首のポッチの爆発力に一瞬、クラッっと再びパジャマを脱がしそうになる手を意志の力でねじ伏せ自分のベットに戻ろうとするメグミの肩をサアヤがガッチリ掴む、そして小声で、
「明日は私の番ですからね、絶対ですからね!」
そう告げてサアヤは自分のベットに戻っていく、メグミは暫し思案して、自分のベットの上に座り着替えようとTシャツを脱ぎ始めたサアヤの方に向かっていく、サアヤもブラは付けていない、その小さいが形の良い胸が腕を上げたことによりほぼ真っ平となり、その綺麗な乳首がメグミの目の前に晒されている。
それを見たメグミはベットの上に座っているサアヤをTシャツを捲り上げ脱ぎかけの格好のまま押し倒して胸を揉み始める。
「わぁ、なに? え? なんで?」
小声で騒ぐ、サアヤに、
「何遠慮してんのよ? 明日まで待たなくても今日してあげるわよ!」
そう告げたメグミは、サアヤの可愛らしい乳首にもパクっと吸い付いてその舌で乳首を愛撫していく、
(うん、いい匂いだけど、サアヤのは甘くは無いわね、けどピクピクとノリネエより反応が良くて可愛いわね、これはこれで全然ありだわ、まあノリネエも起きてたらもう少し反応良さそうだけど)
「はぁ? え? 何言って、ちが、あっぅぅ、くっ、はぁっ」
何やら小声で騒いでいるサアヤの声を、喜んでいるのだろうっと都合よく解釈して、メグミは左から右の乳首に口をシフト、当然手での愛撫も続けている。
「くぅ、ダメ、ダメ、やめ、怒りますよ! もう、あっ、怒るんだから……」
そうサアヤの声に泣きが入って来たので、慌ててメグミは離れる、サアヤの方を見ると脱ごうと捲り上げたTシャツを若干下したサアヤと目が合う、涙目で睨みつけてくるサアヤに、メグミは首を捻る、
(あれ? なんで怒ってるんだろう? ん? あれ?)
メグミはここに至って漸くサアヤの言葉に別の意味があったことに思い至る、ポリポリと頬を掻きながら、小声で、
「アハハッ、ごめんね、ちょっと勘違いしちゃった」
「今度絶対メグミちゃんの胸も吸ってあげますからね! 覚悟してください!」
そう言ってサアヤは小声でプリプリ怒る、
(うん、涙目だけど、あれね、これは一応許してくれたのね)
「ほらメグミちゃん、日課でしょ、行きますよ!」
そう言って再びTシャツを脱ぎ始める、その小さな胸を何だかもうちょっと堪能したいメグミだが、ここで再び繰り返すとサアヤは冗談でなく本気で怒りそうなので止めて置く。
◇
メグミはスポーツブラとスパッツの上にTシャツとジャージのズボンを着ると、部屋に備え付けの洗面所で顔を洗う、とその時遠くから小さく悲鳴の様な声が聞こえるが、『ママ』のものだったので多分放置でOKだろう、そう判断してそのまま歯を磨いていると、サアヤが洗面所に慌てて入ってきて、
「メグミちゃん! 今『ママ』の小さな悲鳴が聞こえましたわ! 助けに……」
「助けに行っちゃだめよサアヤ、あれは放っておいて平気よ、悲鳴が聞こえた方向もタツオの部屋の方だし」
「何でですか? だって、 え?」
「『ママ』は少し驚いただけよ、その後は静かなものでしょ? 『ママ』も案外初心よね、朝男の子部屋に起こしにいったらどうなってるかなんて……知らなかったのかな? 男の兄弟とか居ないと分からないか?」
「何なんです? どういう意味ですか?」
「サアヤも弟が出来たら分かるわよ、まあ男の生理現象ね、元気な証拠よ」
「はぁ? 何のことです?」
「『ママ』はその生理現象な状態を見て、驚いただけだから心配しなくてもいいわ」
「良く分かりませんわね?」
「ソロソロ『ママ』がタツオの部屋から出てくるでしょ? 廊下で待って『ママ』に直接聞いてみなさい。教えてくれるかは分からないけどね」
「そうなんですか? まあ本人に聞くのが早そうですね」
そう言ってサアヤは洗面所を出ていく、口を濯いで顔を拭いてからメグミも廊下に出るとそこで『ママ』が真っ赤な顔になって、サアヤに捕まって質問されていた、
「『ママ』何が有ったんですか? 悲鳴が聞こえたんですけど」
「気にしないで良いわサアヤ、少し驚いただけよ、騒がしてごめんなさいね」
「何に驚いたんですか? メグミちゃんはなんでしたっけ、男の人の生理現象に驚いたんだろうって言ってましたがそうなんですか?」
廊下に出てきたメグミに気が付いた『ママ』が、
「メグミ! 貴方何をサアヤに教えてるの! それに貴方知ってたわね!」
「私は『ママ』は知ってて覚悟の上でか、そんな事気にもしてないかと……」
「それは私だって知識はあったのだけど、実際は想像を絶するのね……」
「うんまあ、あれね……掛ける言葉が無いわ」
「なんなんですか? なんで教えてくれないの? 如何いったことですか?」
「サアヤにはまだ早いって事よ」
「そうね、サアヤ、貴方はまだ知らなくていい事よ、お願いだからそれで納得して」
「タツオお兄ちゃんに……」
「聞いては絶対にダメよ、良いわね、サアヤ、それだけは絶対にダメ」
「まあ良いじゃない、サアヤも早く顔洗ってきな、日課に行くわよ! って、ターニャは? もう起きてるの『ママ』」
納得いかない顔のサアヤも日課に行きたいのだろう、大人しく部屋に戻っていく、それを見ながら『ママ』は、
「今『カナ』が髪を漉いてるわ、あの子もメグミと同じで余り自分の格好に頓着が無くて、困った物ね」
「そう、うーーん、先に行ってていいかな? 少しその辺走ってから現場に行くわ」
「貴方は朝から元気ねメグミ、ノリコはまだ寝てるの?」
「まあ普通は寝てる時間よ、私が早起き過ぎるだけよ、もう少し寝かせてあげて」
「貴方は普段は早寝早起きでそこだけは感心ね、もう少し色々自重してくれるともっと良いのだけど」
「無理ね! それより『ママ』皆に先に出てるって伝えて置いて、お願いね!」
そう言ってメグミは走って窓から飛び出していく、
「コラッメグミ!! せめて玄関から出ていきなさい!」
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