夢三十三夜

作者

69

25人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

ひょっとして、これは寝ながら書いているんじゃないか。

そう思わされるほど、夢の世界の独特なあの感触が
文章の中から匂いたつようです。
時にそれは前後不覚で奇想天外、
因果律や物理法則まで叩き壊して進むストーリーに
こちらの固定観念まで粉々に砕かれるのは快感に近いものがあります。

いや、ほんと、どうやったらこんな文章が書けるんでしょう。
斬新な世界観が脳みそを広げてくれた気がします。

みなさんも是非、夢の世界に入り浸ってみてください。

★★★ Excellent!!!

この世界観は凄いですね。
ほんと、凄いです。脱帽します。
服まで脱いで御見それしました頭を下げてしまいそうです。
夢の中とはいえ、脱いだ服は丁寧に畳んで横に置いておきますので、ひとしきりの挨拶が終わりましたら、また正装に戻りたいと思います。

1話、1話、別々の話であっさりと読めてしまうのですが、どこからその発想が来たのかと感嘆の息が漏れます。作者様は右から入って来たものが左へ抜けていく時には3倍増しで豪華になっていそうな気がします。

夢の中の不思議な話。
それなのに伝承でも聞かされているような気分です。
不思議な感じで、嫌味な気分にはなりません。
ぶっ飛んでいる世界がスッと入って来る。
これは作者さんの腕なのでしょう。

レビューなのに感想文の様になっていますが、これは一度読んで頂かないと、この気持ちは分からないと思います。

ぜひ、ご一読をお勧めいたします。

★★★ Excellent!!!

幻想と言っても、オカルト風味もあれば、甘いファンタジーもあります。
では、この「夢」の作品集は?

言葉に対する鋭敏な感性、突き抜けたオリジナリティ、唸るようなシュールさ。
最も感じたのは、題材を選びとる「眼」と、それを緻密に構築する知性でした。

まず読んでみて欲しい。
この作品群は、ちょっと他では読めません。
「心臓」「桃」「野ばら」「ゴールドフィンガー」この各タイトルから、どんな話を想像しますか?
はい、今想像したその話、全然違います。こんなの思いつくもんですか。


元々、シュールな作品を得意とする作者さんですが、短編集という複数作品のせめぎ合い、それに「夢」という大きな括りのおかげで、大きく読後の余韻が増したように思えます。

全部の作品が登場するのは、まだもう少し先の話のよう。
一編ごとにガラリと世界を変える短編集の醍醐味、投稿を追って読むのもまた楽しいのではないでしょうか。

超オススメです。