同居相手は積読少女

作者 坂神慶蔵

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★★★ Excellent!!!

笑いあり涙ありお色気ありの王道を行く青春ラブコメ。安定の筆力で楽しませてくれました。随所に盛り込まれた積読本の薀蓄が効果的な演出をしています。

メインヒロインの歌恋さん。えっちで変態チックな個性満載で魅力的ですが、個人的にはサブヒロインの姫谷さん推し。負けヒロイン応援団長の僕が激しく支援します。

★★★ Excellent!!!

積読がテーマ? って思いながら読み始めた、こちらの作品。
主人公の男の子と同居(同棲?)する、幼なじみの女の子のラブストーリーです。

十代のときに許嫁って言葉、ちょっと憧れました。
そして、積極的な女の子に振り回されてる男の子。

このシチュエーションに喜ぶ男の子多いだろうな~って思いながら、楽しみました♪

エピソードごとに本が紹介されてるのですが、もう作者さんの小説愛が溢れてるんですよ。

そして、積読に込められた深いテーマがだんだんと明かされていって。
人生について、人の心について、いろいろと考えさせられる作品でした。

積読少女の覚悟、積読の意義、積読との約束、、、

今、自分の部屋にある積読本を眺めて、いつか未知なる自分に会いたいなと思いました。

このテーマを考えついただけでも天才だなって、ため息モノの作品でした。

★★★ Excellent!!!

 魅力的なヒロインについて聞かれたとする。
 アナタなら、どう答えるだろうか?

 黒髪ロングストレート?――ノー。
 金髪ツインテ?――ノー。
 巨乳貧乳いちずツンデレ、etc・・・・・・――ノー、ノー、ノー。

 私の答えはこうだ――「坂神慶蔵を読め」

 今作『同居相手は積読少女』のヒロインもまた魅力的である。
 積読、というタイトルからも分かるとおり、カク者もヨム者にも身近に感じられ・・・・・・う、うぅん、良しも悪しくも感じられる。ごめんよ、未だ読めぬ作品たち・・・・・・

 文学系黒髪ロング幼馴染みからの、ちょっぴりえっちなアプローチ。
 決壊しそうな理性の結界で何とか凌ぎきる主人公のツッコミ。
 さらには、将来確定の許嫁としてオールフリーなツッコミ待ち(意味深)のヒロインは、まさに王道の極み。

 昨今、ハーレムを前提としてキャラクターに属性を分散してキャラクター人気に保険をかけたり、サブがメインを喰ったりなど珍しくない。悪いことではない。全方向イチャイチャもいい。偏った属性のサブヒロインもいいだろう。

 そんな中、メインヒロインを深く掘り下げ、容姿、所作のひとつひとつの仕種、感情の起伏から発露、台詞回しに至るまで。
 ときに心を鷲掴みにくるようなしおらしさ。
 ときに笑いを誘うポンコツ具合。
 ニヤニヤさせられる読者のどツボを突いてくる。ああ、これだ。

 やっぱり僕は王道を征く・・・・・・!

 クオリティーの高さは、キャラクター背景や設定の深み・・・・・・いや、ここでは敢えて厚さと例えようか。
 作中積み上げられた本のように。

 過去、現在、未来に至るまで、人生というものは積み上げられていく本のようなものなのかもしれない。
 大事な思い出には、しおりを挟んでおきたいものだ。
 積読、どうか崩れることなかれ。

 2人の同居が続く限り、私のニヤニヤは止… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

坂神氏の魅力が詰まった、ハイクオリティーなラブコメです!
健全な高校生が、幼馴染の女子高生と二人きりで同居することとなり、そのとっぴな言動や価値観に翻弄されるそのやり取りは、夫婦漫才のように読者を笑わせてくれます!

でも、その考え方の背景には、理屈がしっかりあって、物語は深みを増します!

そして、積み上げられた本の如く、互いの感情も積み上げられていきます☆

坂神氏の、プロ作家にひけをとらない高いリーダビリティーは、今回も健在♪
難解ではないのに安っぽくもない文章力は、良い意味でラブコメっぽくなく、そのギャップごシュールで絶妙なんです。
作中の各エピソードには、実在の本が載せられており、作者様の読書の幅広さを垣間見ることもできます!

素晴らしい作品をいつもありがとうございます!

★★★ Excellent!!!

ちょっと変わった(けれど可愛い)ヒロインを書いたら右に出る者なしの作者様が描く、高校生男女二人のドキドキ同居生活ストーリーです。

関東の高校への入学を機に、家族ぐるみで付き合いのある浅羽家で下宿させてもらうことになった友騎ですが、引越し先にいたのは幼馴染みの歌恋ただ一人。
浅羽の両親は仕事の関係で二人揃ってヨーロッパへ行ってしまったのです。
一人娘の歌恋と、沢山の積読本を家に残して──

父親譲りの積読癖のある歌恋と仕方なく二人きりの同居生活を始める友騎ですが、健全な高校生男子である友騎との暮らしに妙にノリノリな歌恋に戸惑います。
友騎と間違いが起こってもなんら問題ないどころか、むしろウエルカムな様子の彼女。
彼女の真意は一体どこにあるのでしょうか!?

彼女の変わった言動とそれにツッコミを入れる友騎君のやり取りはラブコメらしくてとっても楽しいのですが、気になるのはやはり彼女の積読趣味。
紙の本を積み上げることの意義を熱く語る歌恋ですが、彼女が読まない本を積み上げていく行為には彼女ならではの背景がありました。
……もっとも、積むだけではなく、彼女はちょくちょく本を手に取るのですが、その本のタイトルがいちいちその場面にぴったりハマっているのも見どころの一つです(笑)

後半には頑なな態度を続ける友騎の事情が明らかになったりと、勢いだけのラブコメではなく屋台骨がしっかりとしているのはさすがだなぁと思います。
まだまだ続くかもしれない、可愛い幼馴染(兼〇〇)と積読本に囲まれた友騎の生活。なんとか持ちこたえろ(何を?)と応援せずにはいられません!


★★★ Excellent!!!

本を愛し、家に本を積み重ねる一風変わった幼馴染(兼許嫁)の美少女。
それが、本作のヒロイン・歌恋ちゃんです。

とにかく、彼女の主人公に対する愛は、積み重ねた本のように重い!!
そして、言動がいちいちエロい!! 1話に3回ぐらいは性的な誘惑が主人公を襲う!!

同居イチャラブものが見たい人におススメですが、本当にもう、いちいち主人公の童貞が危ない(^_^;)
主人公・友騎が堅実&理性的な性格ではなかったら、この小説は序盤でカクヨムに載せられない18禁小説になっていたことでしょう(笑)


歌恋ちゃんの全力全壊な性的誘惑に、主人公と読者たちは果たして耐えられるのか……?
そして、二人の同居生活&恋の行方は!?

ツンデレではない、全く新しいヒロイン像「積読ヒロイン」。
彼女の魅力にあなたも萌えましょう! そして、そのエロさに悶えましょう!

とてもおススメのラブコメ小説です! みなさんもぜひご覧あれ!!

★★★ Excellent!!!

積ん読のロマンを語った作品です。
読みたくても、読み切れない無数の本たち。大量にたまると、爽快感があります。
※個人の感想です。自分の場合、100冊ちょっとの未熟者ですが。

後半で明かされる積ん読の意味にも奥深さを感じました。
前半で出てきた、あの作品がきっかけになるとは……。

なお、元ネタを読んでると二倍楽しめるかと。

★★★ Excellent!!!

主人公は高校進学に伴い下宿生活を始めます。
いざ楽しい新生活の始まり…かと思いきや、下宿先にはなんと幼馴染の女の子しかいなかった! 

つまり二人っきりでの同棲です!
しかも二人の同棲は双方の親公認、知らないうちに許嫁にされていたという罠。
もはや逃げ場はありません(笑)

これだけでもドキドキするには十分ですが、その少女は主人公に好意を寄せていて、事あるごとに「これ絶対誤解を招くよね」的な発言を繰り返し、ときには変態的な発言まで飛び出します(笑)

積極的な肉食系女子かと思いきや、意外と押しには弱いというギャップがたまりません。


少しずつ距離が近づいていく、大量の本に囲まれたドキドキラブコメ、是非ご一読あれ♪

★★★ Excellent!!!

やはり作者の書くラブコメは読んでいて楽しいです。王道の道を行きながら独自のスパイスを入れてくるので、作品に特大の華が開いています。

まずはタイトル通り『積読』ですね。本好きの女の子設定は数多くありますが、積読も趣味の一つとして物語を紡ぐなんて他にない設定ではないでしょうか。読みきれないにも関わらずどんどん本を買い足していく。そりゃあ誰だって文句を言うでしょうが、そのやり取りが楽しくて仕方ありません。

そして、なによりギャップ萌えも魅力の一つ。本好きの女の子=内向的なイメージを持たれるかもしれません。登場する歌恋も例外ではないのですが、いざ自宅に帰宅すると……。

外す事のないラブコメをお探しの方、是非手に取って堪能してください。

★★★ Excellent!!!

『異性の幼馴染が婚約者(許嫁)で、高校進学を機に二人きりで同棲することになって、しかも女の子の方はやたら性交に積極的で、いちいちエロにからめた挑発をしてくる』

うわぁ何だこれスゲエエ!

僕は基本、ラブコメ読んでると背中がムズムズして駄目なんです。こそばゆくなっちゃって。だから恋愛系は、真面目なストーリー重視以外読めないんです。嫌いじゃないんですけど。

この小説もそうです。ムズムズ感がすごい。
でも、それって逆に言えば「好きな人にはとんでもなくハマる」内容だということ。このムズムズ感は傑作探知センサー。

この作者様のラブコメ作品は、不思議と読めてしまう。ムズムズのさじ加減がうまいんです。
特筆すべきは、秀逸な勘違いギャグ。

>「――ああんっ。友騎くん、あまり力を込めて扱わないで……?」

絶対に誤解を招く言動です。もうムズムズ寸前です。

>「私は断然、自分の部屋がいいから。最初は見慣れない場所だと、余計に緊張しちゃいそうで」
>「なあこれ受験前の宿泊の話だよな」

会話のすれ違いによるエロコメギャグ。
やたら初夜や同衾にこだわるヒロインの強引さが映えます。
ストレートなエロではなく、エスプリを効かせた言葉の揚げ足取りで笑いに変換できるから読めるのです。

最後に『積読要素』。
これは題名にも冠されている作品のテーマでもあります。
ヒロインは本を購入するのが好きで、ヒーローはよく買い物に付き合わされるのですが、本に絡めたお色気会話もいちいち面白い。

>「あっ、ああ……す、すごいの……。新刊いっぱい、スクリューぐるぐる積んでる……!」

本屋さんでたまに見かける、本が螺旋を描いて陳列される『スクリュー積み』に感動したヒロインの一言。
なんで絶頂に達してるんだよっっっ!!!