サチスイ

作者 黄間友香

89

31人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

僕が生まれて46年、今ほど「分断」が世界中で見られることはありません。
そういう時代に、必ずしも強くはない者たちが支え合い助け合い、何かを成し遂げる。
その姿に胸を熱くしました。
作者様、素敵なお作をありがとう。

★★★ Excellent!!!

素晴らしい作品でした。
きらめくキャラクターと書きましたが、出てくるキャラクターは普通の少女たちです。
共通点といえば音楽・楽器が大好きなこと。
その目標は『音楽劇』を作り上げることです。
もちろん一人で出来るものではありません。
みんなで協力しながら一つの音楽劇を作り上げていくことが必要です。
その課程の中でもがきながら、サチスイのみんなが、キャラクター達がまばゆく輝きだすのです。

ということで、この作品は音楽劇を作り上げていく課程を、様々な視点から書き上げた群像劇となっています。
もちろんみんなで作り上げるものですから、いろんな問題につきあたります。問題の生まれ方、解決方法なんかも人それぞれ、キャラクターそれぞれです。
そのあたり、多くのキャラクターを上手にかき分けており、またリアリティも豊かで、何とも心に響くドラマが生まれています。

そういったドラマがゆっくりと積み重なっていき、気付けばすっかり夢中になっている、そんな作品です。
ぜひぜひ読んでみてください。
ここには懐かしいような、憧れるような、純粋な気持ち、悩み、向上心、そんなものがたくさん詰まっています。
音楽のことを知らなくても(私もですが)、まるでその場の一員として参加しているような、そんな臨場感があります。

サチスイのみんなとともに色々な苦労を乗り越えた先には、きっと素晴らしい読後感が待っているはずです!

★★★ Excellent!!!

まさに王道青春群像劇。

吹奏楽部の部員一人一人が、それぞれの思いを抱えながらも、同じ目標に向かっていく。
部活物、青春物に限ったことではないくて、それぞれの思いを抱えているのはあたり前のことなのだけど、このサチスイは、あらためてすごいことなのだと、教えてくれます。
同じような経験をしたことがある人、あるいはしている最中の人、してこなかった人、誰が読んでも共感できるのは、一人一人丁寧に描かれていることだと思います。


ここからは、あくまでも私個人の感想ですが、この作品の素晴らしいところは、『信じる』ことにあると思います。
『信じる』『信じられる』『信じてもらえている』
簡単なことのようで、難しいことを、悩んだり、泣いたり、笑ったり、分かち合ったりしながらも、見つけられる。
鼻で笑ってしまうくらい、薄っぺらい言葉かもしれませんが、きっと読んでみれば、わかるはずです。

最後に、ハンカチをご用意ください。途中画面が滲んで読めないくらい、感動してしまいました。

★★★ Excellent!!!

 吹奏楽に掛ける青春。その中で苦労も、努力も、悲しみも、喜びもあり、まさに青春という作品です。
 キャラ達が本当に生き生きとしていて、今にも音楽が聞こえそうな描写は素晴らしいと思いました。
 更には吹奏楽についての補足説明もあり、物語にすんなりと入っていけます。
 こんな青春を送りたかった。
 そう思える作品でした。

★★★ Excellent!!!

大人と子供の狭間。その中にいる部員たちが一丸となって作り上げていく定期演奏会。
葛藤。逡巡。挫折。苦悩……。しかし全体を流れる青春時代の爽やかさと情熱。まさに王道。
胸の熱くなるエピソードが多く盛り込まれています。吹奏楽に詳しくなくても丁寧で楽しい豆知識つき。
音が重なり合い、一つの音楽となるように。部員たちの想いが重なる。
音楽と想い……。その瑞々しい音色に、ぜひ耳を澄ませて下さい。

★★★ Excellent!!!

大勢で力を合わせて、一つのものを作り上げる。
それはとても素晴らしいことで、そうして出来上がったものは掛け替えのない宝物になる。
だけど、簡単じゃない。
一人ひとりが持つ能力や経験は違うし、何より考え方も様々だから。

この物語は、幸高吹奏楽部、通称「サチスイ」を舞台にした青春群像劇です。
サチスイのメンバーは、次の定期演奏会で今までやったことのないマーチングや劇を取り入れた演目を行うため、準備を始めます。

主人公を交替しながら一人称で綴られる文章からは、それぞれの感情や思考がダイレクトに伝わってきます。
彼女らの視点を通して楽器の音や教室の空気の匂いまでもを感じ、サチスイの一員としての日々を追体験しているような気持ちになりました。

思い通りにいかないもどかしさ、自信を持てない不安定さ、友達とすれ違ってしまう苦しさ。
想いが通じる喜び、みんなの気持ちが一つになっていく充足感、自分を受け止めてくれる、誰かを受け止められる、仲間がいるということ。
楽しいことばかりではないけれど、悩みもがきながらも前に進んでいく青春の日々が、まさしくここにあります。

大勢で力を合わせて、一つのものを作り上げる。
決して簡単ではないけれど、それを成し遂げた暁には、きっとたくさんの笑顔がきらきらと輝くことでしょう。
ラストに期待を寄せつつ、彼女たちの奮闘を追っていきたいと思います。

★★★ Excellent!!!

まさに王道青春群像劇。
それぞれのキャラクター心情が丁寧に描かれているので、共感や興味を覚えやすく、淡々と、それでいて細かな描写や会話で読者を引き込みます。

私のように低体温な青春時代を送った人間には、羨ましい眩しさがあり、読みながら疑似体験できるのは面白いです。

吹奏楽という協調性が必要になる部活は、スポーツとは違った熱さがあり、少女たちを中心とした友情も込み入ってきていて、ますます今後の展開が楽しみな作品です。

★★★ Excellent!!!

中学、高校と吹奏楽をやっていた者です。
これは、すごいです。
まさしく、吹奏楽部。
臨場感がハンパじゃない。
その楽しさも、辛さも、悔しさも、悲しさも、全部全部、わかる。
私がいる。
サチスイにいる。
参加してる。
あの頃感じていた空気、楽器の奏でる音、みんなの声……色褪せない青春の追体験。
文章だけで、それがここまで迫ってくるなんて……!
お見事です。お見事としか言いようがないです。

と、経験者としてレビューを書かせていただきましたが、もちろん、経験者ではない方も楽しめると思います!
この感情は、おそらくどなたにも共通のものだと思いますし、ちゃんと用語解説までついてます。やさしい……!!
現役の学生さんにも、かつて学生だった皆さんにも読んでほしい!!
青春、サチスイのみんなと一緒に駆け抜けましょう!!

★★★ Excellent!!!

 多少でも興味のある方はご覧ください。
 幸高吹奏楽部、略してサチスイの入部案内です。

 初心者歓迎、経験者優遇。
 楽器弾けなくても大丈夫です。楽譜読めなくても平気です。先輩が丁寧に解説します。分からないことがあったら、コメントで質問してください。作者が丁寧に解説いたします。

 みんな優しい先輩ばかりです。男子大歓迎。重い物持たせたり、女装とかさせたりしません(たぶん)。

 今回わが幸高吹奏楽部では、なんと劇をすることになりました。音楽劇です。是非参加してわたしたちを手伝ってください。

 興味のある方はこちら「https://kakuyomu.jp/works/1177354054884667413」から入って、「1話目から読む」をクリックしてください。ちょっと覗いてみるだけでも構いません。全然興味のないって方も、お試しでどうぞ!

★★★ Excellent!!!

ひたむきに、一途に。
ときに迷い、悩み、苦しみながら。
それでも、彼女たちは、明るく、夢を目指す。

人物たちの細やかな書き込みや、吹奏楽の知識を交え描かれるは、たとえ下を向き、後ろを向いたとしても、進むべきは前。というポジティブなメッセージ。

青春の思いでは、人の数だけあると言う。
その追体験をさせてくれる本作。青春の最中の読者にはもちろん、それを遠き日の自分を仰ぎ見るように振り替える、大人にこそお勧めしたい。

★★★ Excellent!!!

はい、私、こういうのとんでもなく好みなのです。
なにがって、女の子たちがバーって集まってひとつの着地点に向かって懸命に邁進するストーリーが、ですよっ!

部活動は違えど、中学時代や高校時代を思い出して、どこかほっこり、でもなぜかキュッと胸を締めつけるあの感じ。
学年があって、それを守りつつも越えてゆくあの感じ。
はぁ、戻りたいっ!戻ってもっと、リア充したいぞー!

というくらいに、魅力的なキャラクタとストーリー。吹奏楽部の知識がゼロの私でも、するすると青春時代に戻れる巧みの筆致。
何度でも奏でられる魅力的な物語を、私はまた聴きに来る。

★★★ Excellent!!!

まさに、現代ドラマ。
現実のような感じが凄いです。
演奏会で何をするかの提案しあうところが本当にあり得そうなのと、自分の意見を押し通すために責任は自分にあると言い張ったりしたのが凄く現実的で、こういう人居るよなってドラマ的でした。
物語が動き始め、最新話ではマーチングに触れ始めましたが、マーチングの難しさや、どこまでのラインを目指すのかが見所。
マーチングは難しく、ひたすらに練習しなければある一定以上のレベルにすら到達しません。
加えて、演奏面の練習もあるわけで……どの程度な質に落ち着かせるのかがひたすらに気になります。
部員達が割りと楽観的な事もあり、どのような演奏会に落ち着くのかがハラハラする作品。
現実のような、吹奏楽部の日常。
そんな、本当にあり得そうな感じが好きな人におすすめです。

★★★ Excellent!!!

やれないことばかりあげるのは、大人になってからいくらでもやったらいい。

大切なのは、
この魔法のような時代を、どれだけたくさんのものを手にいれて、抱えて、悩んで、苦しんで、精一杯楽しんで、駆け抜けられるか。

それを、このお話に見た気がします♪


真っ直ぐに駆け抜けろ!サチスイ!!
君たちの未来は、この魔法のような時代の上に出来てくんだ。

最高に楽しみにしています♪
がんばれ!友香ちゃん。