第75話 濃厚なキス
トロけるような濃厚なキスに
ボクは抵抗出来なかった。
「フフフ、お姉様が、優しく
教えてあげるわ。」
妖しく魔性の女が微笑んだ。
舌を絡め取られるようだ。
「あ、ぅ、花梨………」
ボクは、蛇に睨まれた蛙だ。
欲望の渦に巻き込まれ、
拒絶(あらが)う事が
出来なかった。
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