第68話 ジュリアから

「ちょっ、返してくれ!

ジュリア、違うンだ!!」

 花梨の手から取り上げ、必死に

弁解した。

『ヒカル………!』

「ボクが愛してるのは、

ジュリアだよ!信じてくれ!!」

 オレは懸命に言い繕(つくろ)

ったが、花梨は横から、

「ヒカルとこれから愛し合うの!

ねぇ!ヒカル?」

 と嘲笑って混ぜ返した。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る