第66話

 その時、スマホの着信音が

鳴った。

 テーブルに置いたオレのスマホ

だ。すぐにスマホに手を伸ばした。

「フフン!」

 だが、意味深な含み笑いを

上げ、先にスマホを掴んだのは、

花梨だった。

 そのまま、着信画面を確かめた。

「あらァ……、ジュリアだって!

はい。」

 オレに押し付けるように寄越した。 

「え!?」ビックリして

通話ボタンを押した。








  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る