第50話
「ユリアには、渡したくないの!
ヒカルを!!」
貪るように唇を奪ってきた。
「う、ぐぅ~……」
小さく呻いてしまった。
ジュリアの舌がオレの口の中に
侵入し、舌に絡んでいった。
はあはあと、二人の激しい
息づかいだけが、耳に届いた。
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