第12話

【カップル3】

変態少女×スポーツ少女(#3)



スポーツ「たまには君も一緒にテニスでもしないかい?」


変態  「ははは、冗談だろう? 私は運動音痴なのだ。略して運痴だ!」


スポーツ「いい笑顔で何を言ってるのかな……? まぁ、いいけどさ」


変態  「それに、いつも後ろから見学しているのには理由もあるしな」


スポーツ「そういえばいつも後ろから見てるね。どうしてなの?」


変態  「君の後ろ姿は良いものだぞ。健康的な日焼け。うなじに光るその汗。時折見える紅潮した頬……」


スポーツ「もういいもういい」


変態  「そして何よりそのお尻が」


スポーツ「もう帰っていいよ。もしくは審判でもやっててよド変態」


変態  「やはり君のその表情が一番良い! ありがとう……ありがとう……っ!」


スポーツ「私は今みたいな君が一番怖いよ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る