編集済
アサミが恐ろしい。怖すぎます、いろんな意味で。
あれが近くにいる限り、どこまでもいつまでも脅かされる。脅威です。
そのアサミを、自分の人生に必要な人、と。言ったな和佐よ。由麻はもう傷つかなかったかもしれないけど、私はまた目の前が暗くなりましたね。怒りと失望と悲しみで。
もう二人まとめてどっか消えてくれないかな。それしかない。私の安息のためには。
なんて。
登場人物達が、現実の身近に居るようなリアルさで迫って来ます。
こんなに翻弄されながらお話を追っていくのは辛いけど、でもやめられない。抗い難い魅力が彼らにあるのですね。
アサミの気配、存在感の象徴、炭酸水と犬。
秀逸です。
作者からの返信
hatakenokoさま
気持ちのこもったコメントをいつもありがとうございます!
感情移入していただいて、本当にめちゃめちゃ嬉しいです。
和佐がサラッと口にする言葉の残酷さを、由麻に代わって受け止めてくださっているように感じました。
人物たちが現実に存在するように感じてくださるというのは、最大の褒め言葉ですね(涙)。
他の方にも「彼らは実在すると思います!」とおっしゃっていただき、本当にもう、感無量の作者でした。
あと3話、ハラハラやモヤモヤともう少しだけお付き合いくださいませ…!
もうすっかり離れてしまった由麻の心。なんとか繋ぎ止めようとしている和佐。…のように見えるけど、和佐ももう冷めている自分の心に気づいているかのよう。
別れるときってこんな感じですね。もう気持ちがないって気づいているのに認めたくない。まだやり直せる気がする。でももうダメなんだろうなぁって冷めた目で自分を見つめる自分。
懐かしい感覚を久しぶりに思い出しました。恋愛しないと味わえないこの感覚、いいですね!浸ってしまいました。今回も心痺れるお話をありがとうございました。
作者からの返信
紬季渉さま
気持ち伝わるコメントをありがとうございます!
いや〜、和佐についての考察が皆さんそれぞれで、実に興味深いです。
繋ぎ止めようとするその心は、純粋な愛情だけじゃなくて、意地やプライドも多分にあるのだろうなってことは言えると思いますね。
別れのシーンのぐだぐだ感を、うまく描ければと思います。
痺れていただいてありがとうございます♡
こうしてご感想いただけることが何より嬉しく、創作の励みになっております!
更新ありがとうございます。
和佐くんに押し倒されて、たとえ体を重ねても、もう『離れた心』はそのままでしょう。むしろ嫌悪すら感じるのかもしれないと思います。
一昨日の夕方も、【応援する】は一番乗りだったのにコメントを書こうとして、書いては消しの繰り返し……。
結局、何も書けませんでした。
和佐くん……
ずっと弟の脅威に怯え、由麻さんの気持ちを弟に向けないように行動してきたのでしょう。
それに関しては、実に気の毒と思います。
ですが、由麻さん自身が言及しているように、遅かれ早かれ「いつかは」本当の気持ちに気付いた事でしょう。それは私も一昨日に思った事です。
ですが、この期に及んで「弟は俺の真似」「俺が居なければ」「俺のもの」……??
敢えて書かせていただきますが、私は和佐くんに言いたい
「お前と一緒にするな!」と。
由麻さんを自分に繋ぎ止めておくために、随分無理をして、理想的な彼氏、結婚相手を演じて来たのでしょうが、ここに来てメッキが剥がれ、本来の性格が浮き彫りになってきたように感じます。
アサミとの事については彼自身、ここまでのめり込んでしまったのは誤算だったと思いますが……。
本当の和佐くんは、随分とガキですよね。
私には、母親に対し駄々を捏ねる子どもに思えて仕方がないです。
この先、二人がよりを戻すとは思えないですし、そうなって欲しくもないです。(由麻さんは、もう無理でしょうし……)
逆に、由麻さんと真先くんが結ばれたとして、率直にそれはいい事だと思います。ですが、それでも和佐くんとアサミがうまくいくとは思い難いんですよね。
そういった展開になるとも限りませんが……。
でも、最後の最後までどうなるかわからないんですよね……。
由麻さんの(自称)叔父として、妥協はして欲しくない、たとえ茨の道だとしても自分の気持ちに正直に生きて欲しい、本当に好きな人と結ばれて欲しいと切に願っています。
作者からの返信
BCNR33さま、本当に感情移入していただいてありがとうございます!
一昨日は、「応援する」の一番乗りでしたね。気づいていましたよ!
最終局面に来て、アサミがいなかったらどうなっていたか、真先と結ばれたとしてどうなるか等々、皆さん様々にご想像くださっていると思います。
考えても考えても答えはきっとひとつじゃなくて、そのあたりも味わい深さと思っていただければと思いますが、由麻の幸せを祈ってくださる方のお気持ちが報われないようなラストにはならないんじゃないかと、読者の一人として予想してます(としか今は言えない・・・)。
由麻の叔父さんの視点で応援してくださり、本当にありがとうございます。
自分の気持ちに正直に生きるって、難しいですよね。特に30歳の女性には、しがらみが多いことかと思います。
妥協するも突き進むも、見守っていただけると嬉しいです・・・!
鶏が先か卵が先か・・・やっぱり和佐が作った隙が原因で由麻の真先に対する恋心が育ってしまったと思うのです。
何もなければ、幸せな新婚生活を送っていたはずで、もし由麻が真先に対する気持ちに途中で気が付いたとしても、悩みはしても真先に心を移してしまう可能性は低かったのではないかな・・・。
と、いうことで、やっぱり和佐が悪いと自分の中で決着をつけてしまいました。(すみません、完全に可能性の話で、私一人の見解です)
それよりも、もし由麻と真先が結ばれて、もし和佐とあさみがくっついた時、あさみとこれからも顔を合わせる機会があるという事実に苦しくなってしまいました。
完全には断ち切れないあさみの存在が忌々しい。
特に、あのツイッターがリアルすぎて(-_-メ)
和佐の心境、特にあさみに対しての気持ちが知りたくてうずうずします。
作者からの返信
readingfactoryさま、鋭いコメントをありがとうございます!
「鶏が先か卵が先か」は、実は本作の裏テーマだったのです。本文にその文言を入れなくても伝わるかな、と思ったら、ちゃんと伝わっていて嬉しい・・・!
アサミが現れなかったら真先とどうなっていたかについては、次話で由麻なりの結論が語られると思います。
まあ、和佐は自業自得だと作者も思います(笑)。
実は、次話を書き上げてからreadingfactoryさんのコメントを拝読したのですが、いやあ鋭い鋭い・・・。
その先のことも、きっと言及がありますよ(としか言えない)!
本当にすごいです。
そして、メンヘラ系ツイッタラーって怖いですよね。ぶるぶるがくがく。
この後、和佐がうるさいくらいに喋りますので、乞うご期待です★
編集済
どんなに悲しくても怒っていても、お腹はすくし風呂にもトイレにも入りますよね。笑
リアルな中でのリアルな話し合い、場面が目に浮かぶ描写、流石です!
キャー(///∇///)からのギャーΣ( ̄ロ ̄lll)
ハラハラどきどきがここ数回で飽和してます!笑
続きが待ちきれない・・・!
和佐は真先くんが由麻を好きだと気付きながら、しかも実家から離れる程警戒していたのに何故アサミのことをすぐに真先に話したのかがとても謎に思っていまして・・・
アサミを紹介すれば、真先くんもアサミを好きになると思ったんでしょうか。そしたら目論見外れて一途な弟に最愛の彼女を奪われそうな・・・?真実がどんな感じなのかわかるときが楽しみです。
和佐と真先くんは、髪の色とか定職に就いているかいないかとかがいつの間にか逆になっていて、何だかんだお互いに影響与えてそうですね。二人ともブラコンみたいですし。笑
漱石の『こころ』、個人的に大好きな作品でして。
『こころ』は『先生』視点だから『K』や『お嬢さん』の気持ちは想像でしかないんですよね。あの三人は、決定的に話し合いが不足してました。それが許される立場とか時代背景とかがあったわけですが、心はそう割りきれないという・・・『お嬢さん』視点だったら、びっくりする程違うものが見えてくるかもしれないと思うのです。
是非真先くん視点を・・・!
由麻は今しんどいと思いますが、頑張ってとことん話し合って欲しいですね。
自分は由麻にアサミのことを納得させられなかったくせに、由麻には真先くんのことを納得させろという無茶ぶり彼氏和佐。本当にアサミのことは一時的なつもりだったんですね・・・
ふたりの『夜明け』がスッキリしたものでありますように。。。
作者からの返信
necndukiさま、丁寧なコメントをありがとうございます!
ふふふ。由麻をなかなかトイレに行かせてあげられなくて困りました(笑)。
一応、駅からバスに乗り換えるときに、駅ビルのきれいなトイレで済ませたという設定(細かい)。
本当に生身の人間を動かしている気持ちで書いています。
和佐がアサミのことを真先に正直に話したのは、単にまじめで嘘がつけない性格だからだと思います。特に深い意味がなくてすみません・・・。
ただ、心のどこかで、「さあ、おまえたちはどうする!?」と試すような気持ちはあったのでしょう。
自分はアサミに惹かれながら、真先と由麻は動き出さないよう、信じるように願っていたのかな。
すごくねじれた相反感情を抱いていたのではないでしょうか。
『こころ』がお好きなのですね!
仰るとおり、あの3人は対話しなさすぎだとわたしも思います。
時代背景や複雑な事情があるのでしょうけれどね。お嬢さんの気持ちは終始無視されているよな~、と苛立ってしまいますね。
さて、無茶ぶり和佐に由麻は答えられるのか!?
あ、彼はアサミのことは、由麻とは別に大事に想っていますよ(いろいろ自分の表現不足でわかりづらくてごめんなさい)。
恋愛なのかどうか、彼自身よくわからなくて辛いのでしょうね。
あ、それと・・・
真先目線を描くつもりはまったくなかったのですが、それを希望する声が少しずつ集まってきて、今ちょっと考え中です。
何より、自分が真先と由麻のあんなシーンを書きたくなってしまっ・・・(おっと)
長くなりました!引き続きお楽しみくださいませ!!
別れようとするときの方が素直に心の内を喋れる、喋ってしまう気がするのは私だけでしょうか。笑
由麻が素直に謝ったり、気持ちを伝えれるシーンは凄く自分に重なります。
そして、ちゃんと和佐を好きだったこと、言えてホッとしています。
(過去形になってしまったのですが)
和佐は和佐で、やはり由麻を愛してるんだなぁ〜と
ただ真先くんも含め、好きとか愛とかは綺麗なものだけで作られているわけじゃないのがよく分かります。
和佐も真先くんもやはり兄弟だなぁと勝手に思いました。笑
2人から何か執念のようなものを感じたり…感じなかったり…
でも、兄弟2人が好きになる由麻ってかなり魅力的なんでしょうね。
更新ありがとうございました!
私生活が忙しく、コメントする暇がないかな?と思っていましたが、つい書きたくなってしまいました。
作者からの返信
ai320mさま、ご多忙のところ貴重なご感想を届けてくださり、ありがとうございます!
別れ際の方が素直に心のうちを話せるというご意見、激しく同意します。
もう駆け引きする必要もなくなったふたりが、ネタばらしをするように手の内を見せ合ったり。
苦い思い出を含めて振り返って笑ったり。
そんなことが、自分にもありました。
恋愛の美しさや純粋さだけでなく、醜いどろどろした部分を描いてこそ「大人の恋愛小説」だと思うので、それが読者の方に伝わり、受け入れていただけるのは本当に嬉しいです。
由麻・・・、魅力的なんでしょうね(笑)。
それとも、兄弟だとやはり、女性の趣味が似てしまうのでしょうか。
わたしは、姉とは全然男性の趣味がかぶらないですが(笑)。
ひとつ、本文に書ききれなかった設定として、和佐はメジャー・カルチャーを好み、真先はサブカルやアングラ、カウンター・カルチャーを好んで摂取する人種なのでした。
由麻の趣味と合致するのは後者だったので、ふたりでいるとさぞかし話が盛り上がり、和佐が疎外感を覚えたでしょうね。
かわいそうな和佐・・・。
お忙しい中、由麻の恋の結末を見守っていただきありがとうございます。
残り3話の予定です!最後まで、宜しくお願いいたします。
いかれてると自分で思う由麻さんの、高い妄想力と妙な冷静さが愛おしいです。
作者からの返信
由麻についての分析が的確ですね!
深く読みこんでくださりありがとうございます。