宿り木の下でキスを

作者 早瀬翠風

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★★★ Excellent!!!

大人が人を想ったり、歩み寄ったりするのって、こんな速度でこんな温度なんだと思います。
じれじれ、ほんわり、じんわりクリスマス。
こんなイブの夜もこんなラブストーリーもステキです。

キス。拒んじゃいけないんですって(^_-)-☆
キス、するのか、しないのか。
聖なる夜に見届けてあげてください。

★★★ Excellent!!!

1階がカフェ、2階が古書店となっているおしゃれな作りのカフェ。

古書店で本を買うと、1杯コーヒーが飲めるサービスつき。

そんなカフェを舞台に繰り広げられる大人の恋愛模様。

カフェ&本屋という静かな空間のなか、彼女は表情には出さないまでも、次第に相手を想う気持ちが大きく熱くなっていく。
そうして迎えるクリスマスイブ……。

終始、穏やかな空気が流れていて、大人の恋愛だなぁと感じました。

コーヒーからお酒へと変わる時、素敵なクリスマスイブが待っています。

★★★ Excellent!!!

幼い頃から従妹に慕われ、彼女を見守るように成長し…その従妹の結婚によって、初めて彼女への想いに気付いてしまった主人公。
誰にも気づかれないよう噛み締めていたその苦い想いを、義姉だけがふとした瞬間に感じ取ってしまい——。

お互いに噛み合わないと感じていた主人公と、美しい義姉。小さなカフェを舞台に、そんな二人の想いが微かに揺れ動いていく、大人のクリスマスを描いた物語です。

心の中を感じ取ってしまう切なさ。
届くかわからないままに、想いを届けること。どう受け止めていいのかわからないまま、想いを受け取ること。——大人になるとなぜか難しくなってしまう、心のやりとり。お互いに不器用ならば尚更——。

そして、そんな二人が過ごしたクリスマスは——。

甘さを抑えた滑らかなカクテルを口にするような、至福のひと時。ぜひこのシーズンに味わってほしい物語です。

★★★ Excellent!!!

自分を慕う従妹への特別な感情に気づいたのは、彼女が他の男の妻になると知ったときだった──

そんな切ない思いを胸に秘めて、従妹の嫁ぎ先のカフェへと通う怜之。
そして、彼の秘めた思いに気づき、彼を見守る従妹の義姉・由美。
それぞれの思いを明かすことのできない「意気地無し」な二人ですが、クリスマスの夜、酔った由美が思わず本音を漏らしてしまい、怜之を戸惑わせます。

二人それぞれの視点から、これまでのお互いの印象やそれに対する感情が描かれるのですが、感情の美しい波の中に読み手がするりと引き込まれていきます。
寒い冬の夜に心にぽうっと灯りをともすような、そんな暖かな余韻に浸れる穏やかで素敵なラブストーリーです。

★★★ Excellent!!!

恋愛物語です。
男女双方の視点で楽しむ事ができます。
あの場面でのやりとり、その場面での会話の本音を読み解きながら互いの想いを読者は擦り合わせドキドキするでしょう。

私にとって最大の面白さを引き立てている要因は、キャラクターの完成度だと思いました。男性側にも女性側にも、感情移入してしまう感情背景が凄く上手い。人物の作り込みと環境の構成が絶妙にマッチしていて自然と世界に入り込んでしまいました。

そしてラストの余韻が、また心地良いのです。

クリスマスの読書に最高の一作。
どうぞ、ご覧あれ!

★★★ Excellent!!!

密かに抱いていた恋心を知った時、それは手に入らないものへと変わっていた。
失恋してしまった男と、そんな彼に気づいてしまった女。

その二人の視点で綴られる、ちょっとした恋の顛末。
彼と彼女がどうなってしまうのか、お互いがどう思っているのか。
追っていくうちにどうなるのか気になって止まらなくなるお話です!

★★★ Excellent!!!

互いに意識しているけど、近づけない二人には読んでいてドキドキさせられました。
ギリシャ神話のイカロスの『太陽に近づいたら地に堕ちる』に例えて、近づきすぎたら傷付き、相手を困らせてしまうと考えてしまうシーンが印象に残っています。

綺麗な文章で綴られる温かい聖夜へと続く物語。必見です。