パラレル・パラライズ 【5+1=5のとき、6の存在を求めよ】

作者 真野絡繰

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★★★ Excellent!!!

いいドラマってのは始まりから終わりまで「お楽しみ」が続くものだ。
冒頭で「お、面白そう!」って期待させてくれて、中盤で「おおっ! いいぞいいぞ!」ってワクワクさせてくれて、終盤でも「えー!? それからそれから!?」とハラハラさせてくれる。
そこには一時たりとも「飽き」や「退屈」なんてものはなく、読み終わった後には「あー面白かった」と満足感に満たされる。
僕の得意分野であるゲームで言えば、チュンソフトの『街』や『428』なんかがそれだ。
そしてそのふたつと同じような興奮を、この小説に感じた。
冒頭に感じる「これからどうなるの!?」ってワクワク感が、驚く事に最後までずっと続く。
連載中はずっと更新が待ち遠しくて、朝目覚めた時に最新作がアップされていた時なんかは顔を洗うより、歯を磨くより、まずは話の続きに目を通したりした。
だから完結した今となってはそんな楽しみ方が出来ないわけで、これから今作を読もうと思っている貴方がなんだか可哀想に思えてしまう。
が、同時にこの物語を一気に読めてしまう貴方が羨ましくもある。
いいドラマっていうのは、得てしてその手の二律背反があるものである。




あ、推しはアリンコですw

★★★ Excellent!!!

繰り返される平凡な日々が突如、想像すらできない未知の日々へと激変する。
主人公はとある理由から、ある日突然こっちの世界から、あっちの世界へと飛ばされることになってしまった――と、よくありそうな異世界転移なのかな?と思ってはいけません。
確かに主人公は特別な力が宿っている。でも、等身大なのです。青春真っ盛り。悩みもするし、壁にもぶち当たる。苦悩するし、迷いもする。そこにきっと読み手のぼくらは同調し、引き込まれていったのです。
すぐには受け入れられない現実が怒涛のように襲っても、それでも前を向いて進むことを考える主人公に、ぼくはエールを送りながら読んでいました。
そして、同時に進行していく、ある事件の謎解きは思慮深くなって追いかけていました。
ミステリー要素を含みながら、また等身大の少年たちの青春の日々を綴っているこの物語には、クスッと笑える遊び心も大いに盛り込まれ、最後まで飽きることなく楽しませてもらえるエンターテイメントな作品になっていると思います。

ラノベはちょっと物足りない。
文芸ものは固すぎる。

そんな風に思っているそこのあなた。

この作品、そこらあたりも丁度いい仕上がり、お勧めします。

最後の最後まで気を抜くなかれ!

あなたももしかしたら……あっちの世界に呼ばれるかも!?
お覚悟を。



※ちなみにぼくは何気に白衣の女医さんが気になりまくりです(笑)

★★★ Excellent!!!

W主人公ということで、二つの視点で交互に話が展開していきます。

最初は全く別の話のように感じられますが、そのふたつの視点が重なったときに物語は劇的に動き出します。その推進力はページを進める指が止まらなくさせるほどの力です。

作り込まれた世界観の中でSFを交えて浮かび上がる壮大な謎とキャッチーなヒロインたちとの甘酸っぱい青春が化学反応を起こし、読破したころにはきっとあなたの心をパラライズさせることでしょう。

ちなみに僕はミカミカ推しです。

★★★ Excellent!!!

二つの視点から開始し、それぞれの目線で一つの物語を追う……という、とても不思議なスタイル。

二つの視点が一つに収束したかと思えば、そこには『二人』の七尾という少年の存在が……と謎が謎を呼ぶ展開の連続で、次へ次へとページを進めてしまいます。

謎に満ちた物語ではありますが、ひたすら殺伐としているのではなく、高校生主人公らしい同年代の女子達との交流や明るい会話劇、またちょっと……いやかなりスパルタな能力訓練の描写などもあり、ストーリーの緩急も抜群。

ベースには謎に追い詰められる圧迫感がしっかり漂っているものの、主人公・走野を取り巻く周囲の皆のあたたかさが支えとなり、暗さや重さに飲み込まれることなく読み進められました。

ラストでタイトルの意味を知ることになるのですが…………まさにパラライズ!
そうか、そういうことだったのか、と心が痺れました!!

異能系ではあるけれど、バトル物とは一味違うこの作品。
一つずつゆっくりと紐解かれる謎が全て明かされ、二つが一つになる時に心に走るパラライズを、是非味わってみて下さい!



ちなみに私は、初登場からずっと咲良ちゃん推しです。

★★★ Excellent!!!

冒頭には、色んな空気があって。
緊迫した空気、
夏のプールのキラキラした空気……。

その辺りを五感で味わってたら、どうも装置の作動準備だったようで、いま、四方八方から飛んでくる矢に驚いてるとこ。

あなたもきっと、包囲陣の真ん中まで引っ張りこまれます。

act.26-01時点の感想です。

★★★ Excellent!!!

タイトルからして気になることだらけの本作。
2つの視点を行き来する中で、1つの謎が解決するたびに新たな謎が出てきます。

引きの感覚が絶妙で、ページを捲る手が止まらなくなるでしょう。
一気に最新話まで追いついてしまいました。

また、登場人物が非常に多い作品ですが、話の分け方や会話の場所が練られており、混乱も起こりません。
この辺り、作者様がしっかりと構成を練っていることが窺えます。

ラストに向けて加速している途中の本作、皆さんもこのスリリングな展開をどうぞお楽しみ下さい!

※act.17-01まで読んだ時点での感想です。

★★★ Excellent!!!

サイドAとサイドBが交互に展開する構成。

「何だろう」と思っているうちに
あっという間に中盤まで引き込まれます。

そして、「何が起きてるんだ?」が
判明したときには、もう手が止まらない。
最後の謎の究明へと突っ走るしかありません。

アクションあり、SFアリ、ミステリーありで、
読み応えも十二分。

いろんな女性キャラが大量に登場して
各シーンに華を添えています。

最後まで読んだら、もう一度最初から
読み返したくなること請け合いの作品です。

★★ Very Good!!

act.09-01まで読んでのレビューとなります。

導入部から、丁寧な文章に息を呑む。
鷹の仕事熱心な様子と、走野の無気力な様子との対比も面白い。

主人公それぞれを語り手として、交互に話が進んでいくので前半部分は物語の展開のスピード感に欠ける印象もあるが、二人が交差した時から物語は勢いを増していき作品の世界が大きく広がりを見せる。
ここまで読んだら、もう作品の虜になっているはずだろう。

タイトルの示す6の存在が、海斗なのか走野なのか(はたまた別の誰かという可能性だって否定は出来ないが……)それが分かった時、この世界の物語はどう展開するのか、今から楽しみだ。

★★★ Excellent!!!

男子高校生のちょっとドキドキする日常から、ある日、突然の光から変わらない世界のようで衝撃的な変化が生じていてーー

文章が非常にテンポ良く、かつ明瞭で物語に一気に引き込まれました!
主人公の運命やいかに!
この時点でもかなり面白いと感じました!

続き、楽しみにしております!

★★★ Excellent!!!

プロローグからの感じる緊張感からスタート、これはもしや?と思いつつ次のページへ……って、あれ?
学校、だと!?と思わず前に戻すが、間違っていないことを確認して、もう一度進める。

惹き付けられるなにか、アクションだとか設定だとか、色々あるけれど、伏線の立てかたに凄く感じるものがある作品です。

どういう展開が理想なのか、いい意味で楽しみです!

★★ Very Good!!

 ぶっちゃけ、高校生を主人公にしたアクションものは好きだ。菊地秀行さんのトレジャーハンターシリーズや皆川亮二さんの「スプリガン」の影響は大きい。しかし、何より、いい意味でも悪い意味でも不安定な高校生男子が事件に巻きこまれて、自らの存亡をかけて戦わざるをえないというシチュエーションに燃える。若さゆえの暴走もよい。

 この作品はプロローグの緊迫した描写からアクションものかと思いきや、本編がはじまると一変、舞台は学校へと移る。夢ある光景に学園ものかと思いきや、再び舞台は変わる。めまぐるしく変わる舞台が重なった時、物語は大きく動き出していく。

 本当に素晴らしい疾走感で、先が楽しみ。
 練り込まれた文章も魅力的。
 やっぱりアクション・エンタティメントは燃えるなあ!