ヴァルール・グリザイユ

作者 木青乃 (あべの)

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52人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

稚拙な紹介で申し訳ないが、ネタバレ防止のために簡潔に述べる。

まず、この作者は『独自の世界観』と、その『構成』が非常に上手いのです。

一章と二章とでは、同じゴシックの世界でありながら、微妙な変革がある。
僅かな違いの連続が、この作品の魅力を底上げしており、読者を世界に引き込んでくれる。

堅めの文章でありながら、読みやすいし、描写が繊細。
なので、ライトよりもガッツリと書かれた作品を読みたい方には、入門としても丁度良いかもしれない。

きっと、時間を忘れて読み耽ることだろう。


追記

……続き、……やらないかなぁ。_( _´ω`)_

★★★ Excellent!!!

主人公のシキは異常な食欲の持ち主・青木野に出会い、彼女の中に巣食う得体の知れない『何か』の存在を察知し、それを『解決』しようとする――不穏な香り漂うストーリーが、独特の表現と描写で展開されていきます。

物語全体には澱んだ重たさが滲んでおりますが、登場人物達の会話は軽快で小気味良く、時折クスリと漏らしてしまうことも。
それがまたアクセントとなって、物語の軸となる暗の部分を引き立たせているように感じました。


以前から木青乃様の作品を愛読しておりましたが、この作品にも独創的でいてどこか艶めかしさを感じる筆致の魅力が詰まっております。

美しくスタイリッシュ、それでいてこそっと笑いや切なさまで仕込まれた、皆様に是非読んでいただきたいオススメ作品です!!

★★★ Excellent!!!

ヴァルール・グリザイユシリーズめちゃくちゃ面白いです!
冒頭の入りから、終わりの気になるところで終わるからもっと読みたくなりますね!

特に惹き付けられるのは物語シリーズ並のクオリティでなされる会話のやりとり!

「甘噛み」のシーンが一番好きですね、応援しています!

★★★ Excellent!!!

どう表現したらいいのか、小説を読んでいて今まであまり体験したことのない気分になりました。
勿論いい意味で。
多分その理由は、独特な演出にあるんでしょう。
最初は「ん?」と眉をひそめてしまうかもしれませんが、慣れるとちょうどいいスパイスみたいで心地良い。

また各話の終わり方が上手いと言うか、ずるいと言うか。
そこまで読んでいたものをまるっとひっくり返してしまうような幕の引き方で、読者を煽るのが巧みです。
定型句みたいで本当はあまり使いたくないんですが「惹き込まれる」とか「続きが気になる」なんてワードがつい口から出てしまうような魅力があります。

それと、どのキャラも何か裏があるような気配なのもわくわく感があります。

★★★ Excellent!!!

あべのさんの文体は入念に練られたものだが、ともすれば一見ただ難解なものに見えてしまう。
しかしその実、作品を読み進めていくと精巧に組み立てられた文章の構成の中に独自のユーモアが含まれているような、まさに「スルメ文」とでも形容すべき作品に仕上げられていると知ることができる。
台詞回しだけでなく地の文にすら、読者にとって心地よい感覚をもたらしてくれるテンポの良さがあり、これからの更新がとても楽しみだ。

★★★ Excellent!!!

文章力の高さもさることながら、引き込まれるストーリーとキャラ同士の掛け合いから生まれる高度なギャグ。どれをとっても私が今まで拝見してきた中でトップクラスと言えるでしょう。物語の序盤に過ぎない現段階でも引き込まれる要素は十二分にあります。テンポの良い文章なので時間を忘れて読む事ができ、今後も継続して読み進めたいと考えております。

★★★ Excellent!!!

ホントもう、こういう作品を待ってました。

文章や構成のレベルが高いのも、
特筆すべき点なのかもしれません。
が、それよりも声を大にしたいのが「空気感」です。

明るくも暗くもある、独特の雰囲気と世界観が
「ド」ストライクでした。

「空の境界」や「ブギーポップは笑わない」など、
他の作家には真似できない空気感が好きな方には
是非読んでみて欲しい作品です!