第128話 宮城の爪痕。
まず、海岸通りに出た私はこの状況を見てみることにした。
それでその光景を目にした状態を見たら、この酷い惨状を目の当たりにし、私は非常に恐怖を感じた。
確かに復興しているものの、復興の度合いが非常に遅い状況が非常に感じるのは何故だろうか?
福島や岩手はよく判らないが、この2つに比べてもかなり遅い状況が非常に多く伝わってくる。
ゆえにこの状況は何か異様さを出している以上、私はこのままで大丈夫なのかと非常に不安を感じた。
更に、塩釜市内の復興の遅さからこういう問題が非常に多く散見されていると私は考えていた。
なので、これから海岸通りの街を散策し、直紀さんにその状況についてしっかりと話してみようと思った。
「で、直紀さん。海岸通りの街を見て非常に辛い状況が目立つね。」
「あぁ、俺も以前、被災者復興の為に石巻や塩釜付近まで行っていたけど、この惨状の遅さは何かあるとすら感じる。」
確かに、この復興の遅さは異常だよね。
勿論、直紀さんが言う通り、この復興状況に何かあると思いつつ、彼は何故、仙台料理を嫌がる件について考える事にした。
「で、直紀さんが作った料理は被災者に対して非常に良い味がしていたと思う。」
「ごめん。絵理奈ちゃん。この話だけはできるだけ控えてもらいたい。」
やっぱり、直紀さんは料理の件を言うと何か非常に拒む態度が見えて来る。
私は何故、この態度が出るのかよくわからなかった。
何より、直紀さんがそこまでして宮城関連の話したくない事は何かあると思いつつ、彼がそこまで話したくない気持ちが非常に先行している状況があるなと思いながら彼がどうしてそこまで敬遠しているのか考えることにしてみた。
どうして彼が、そこまでして宮城を敬遠しているのか考えると原因は食しかないと思いつつ、それを考えた。
確か、彼がずんだシェイクを飲むのを非常に嫌がっているそぶりが仙台駅で非常に感じる要因だった。
そして仙台駅牛タンや笹かまなどにも目にもくれずに淡々と言っている状況はこれまでの直紀さんでは確実にあり得ない状況が生まれていた。
あの、食通の直紀さんがどうしてそこまでして嫌がる傾向があるのか謎だったが、彼が宮城野料理を嫌がったのは間違いなくあのずんだシェイク以外にもあるなと薄々、感じた。。
そしてその問題と水道民営化、水質汚染の問題が非常に連動しているんじゃないかと思うとこの問題は非常に気になったが、彼には口にしないようにしようとした。
もしかすると宮城のカキが食中毒になりやすい話を聞くのは生食で食べる分かもあるが、水に何かしら関係があるんじゃないかと感じた。
そう思いながら私は町を巡りながら塩釜の様子をしっかりと散策しようと思った。
そして海の方に散策すると東へ行けば行くほど、復興の遅さが顕著に表れる。
復興の速度からしても駅から近い方が早く遠くなると遅くなるのはやはり宮城県知事の責任の影響の大きさを感じさせる状況で私からしたら非常にこれは政治の責任の大きさを感じる状況だった。
だから私は直紀さんにこの事を話し、もしかすると宮城県の政治に何かあると思いながらしっかりと話そうと思った。
「ねぇ。直紀さん。」
「絵理奈ちゃん。食以外なら大丈夫だよ。」
「えぇ。その食以外の話だから話しても大丈夫だよね。」
「あぁ、それなら承諾してもよいから話そう。」
私は彼がそこまでして宮城の復興についてしっかりと口を出そうと思いながらも私はできるだけ食に出さない事を念頭にしっかりと話す覚悟を取ってみた。
そうしないと彼が何故、宮城を嫌がるのかようわからないから猶更だと。
「直紀さん。塩釜は駅から離れてゆくと本当に復興が遅く感じるね。」
「あぁ、そうだな。塩釜付近は本来なら復興が早くても良いが、仙台駅至上主義の宮城県の行政がこういう復興の遅さを作り出した要因になったんだ。」
宮城県は確かに仙台駅至上主義的なところがあり、それが復興の遅れを強く感じてくるのも判る。
当然、彼の言う通り、仙台駅の問題を考えると確実に仙台市一極集中と宮城県全体の復興の遅さが非常に際立っている状況があると思いながらとりあえず、宮城の状況をしっかりと話そうと思った。
「で、直紀さん。仙台駅至上主義の宮城県の行政が復興を遅らせ、宮城と仙台市の二重投資の要因を作っているでしょ。」
私はこの質問以外にないと感じていた。
何故なら、宮城と仙台の過度な二重投資がこのような悲劇を生み出した状況だと感じたからこの問題に対してしっかりと受け取れなければいけないと感じたから猶更、非常に大事だと感じてきた。
その使命を伝える事が私や直紀さんの使命でもあり、今の宮城県や仙台市の行政の姿勢が非常に最低最悪の行動なのはこれだけでもしっかりと判ってきた気がしたから猶更、批判されたのは当然だと感じた。
それで直紀さんはホテルで山形に宿泊しようとした背景にはそこにあるんじゃないかと思いながら私はもっと考える余地があると感じた。
故にこの問題は単に東北の復興だけでなく日本全体の問題で有り、更には宮城の遅さの要因には何かあるなと思いつつ、私はその問題についてさらに調べようと思った。
そうすることでこの問題に大きな変化があると思いつつ、この問題についてよく理解できる状況があるから。
そう思いながら私は塩釜のレポートをノートで書きながらこの問題をしっかりと示す殊にしてみた。
その記録を写真とノートで共に残せば確実に宮城県や仙台市の行動は何か問題あるかと思うからそれをしっかりと記録してこの宮城仙台の闇を知ろうと思った。
そうすることで何故、直紀さんがここに来るのが嫌がるのかはっきりとわかる可能性があると思いつつ、私は宮城や仙台の問題についてしっかりと問うてみる必要性があると感じた。
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