仙台の水道民営化の恐怖とずんだ餅
第126話 仙台駅を巡る。
今日は諸事情で大宮駅から東北新幹線に乗り仙台へ向かう準備をしていた。
そして現在、私達は小田急海老名駅から新宿駅に向かっている最中だった。
「直紀さん。意外と海老名駅から新宿駅って近いんだね。もう、代々木上原駅だし。」
「あぁ、そうだな。代々木上原駅の次は新宿駅だからな。」
「了解です。」
既に代々木上原駅に到着してから次はもう新宿だと思うと少し安心した。
そして代々木上原駅では小田急の利用者が千代田線に移動する人類の大移動が行われている状況を見て、代々木上原駅の利用者の多さに唖然とした。
「で、直紀さん。なんで、ここで人類の大移動が行われるのだろう。」
「恐らく、新宿や下北沢より地下鉄や東京都心へのアクセスが非常に良い事が影響しているからだろう。」
「成程ね。」
彼の言う通り、千代田線の方が利便性が良いと気づいている以上、この話は意外とすんなり納得した。
そして、代々木上原駅を出発し、地下から地上へ走り、代々木八幡駅等を通過していた。
それから数分後、新宿駅に到着した後、南口改札を出た。
そして新宿駅に出てこれから直紀さんと私は大宮駅の経路を考えていた。
「で、直紀さん。新宿駅を出たけど、これから湘南新宿ラインを使って大宮駅に向かう準備をするんでしょ。」
「あぁ、そうだ。で、絵理奈ちゃんのお腹の中のお墓は凄く元気があって凄く良いね。」
「うんそうだね。確か津波で亡くなったおじいさんの遺体が私のお腹の中で埋葬されたけど、彼の魂が私のお腹の中に入って凄く元気になっているから大丈夫だよ。」
私のお腹の中には津波で亡くなった人も多く埋葬されている。
実を言うと、墓守女子が急激に増えた背景には東日本大震災が非常に大きく影響している。
それが火葬場が入りきらなくなったことで一部女子を墓守女子にする事で私達のお腹の中に体内埋葬する手法が広まった。
そして現在はお墓不足の問題から火葬などは既に少数派となり、墓守女子といわれる女性は既に女子高生を過ぎると年を取らなくなり、死も来なくなることが明白だった。
そして私が墓守女子になったのは震災から1~2年後に小学生になった時だったからいかに私の体が既に墓守女子に対応し始めた事だと感じた。
墓守女子は15歳になる前までに選ばれるから私もその時だった。
すると直紀さんが私が落ち込んでいる様子を見て、何か気遣おうとしていた。
「ははは。それは良いね。けど、あの震災から数年がたち、宮城県は大きな問題に直面している事、鉄道や水道の問題などについてしっかりと進めなければいけないからこれから俺と絵理奈ちゃん2人でしっかりと進めてゆこうか。」
その話を聞いた私は少しだけ元気が出た。
なので私は…、
「勿論です。直紀さん。」
と彼に元気よく返事した。
当然、私と直紀さんは新宿駅に到着後、湘南新宿ラインに乗り、池袋、赤羽、浦和を過ぎた後、これから大宮駅に到着した。
途中、浦和駅は高架化されて大きな変化があると思い、更にあそこのパルコの上では図書館や映画館などがあるので様々な映画をご覧になる際にも非常に良い場所だと感じた。
そして大宮駅に到着後、いったん改札を出てこれから新幹線の列車に乗車する順番を調べようと思った。
何故、それを調べるかというと大宮駅では東北、上越、北陸新幹線があるが、北陸に関しては名古屋駅から『しらさぎ』で出た方が早いながら、東北新幹線の便を調べながらこれからどの列車に乗車するのか確認しておこうと思った。
「確か、『はやぶさ』でしたよね。直紀さん。」
「あぁ、『はやぶさ』だ。それで大宮を出たら仙台まで一気に行くから非常に楽だよ。」
「成程ね。」
確かに『はやぶさ』で仙台に乗車する速さは非常に良いとして『かがやき』、『はくたか』、『とき』などの北陸や新潟方面や『なすの』みたいな宇都宮線止まりの列車に注意しながらこれから『はやぶさ』に乗車して仙台駅まで向かった。
東北新幹線は東海道や北陸新幹線、上越新幹線と根本的に番うのは比較的民家や観光地を通るそれらの新幹線と異なり、宇都宮を過ぎると殆どが田園風景や山岳地帯を通ることが非常に上げられる。
北陸新幹線なども確かに田園風景や山岳地帯を通るけど、あちらは高崎を過ぎてからそういう風景になるのは中山道の影響が大きい。
そういう雰囲気を感じながら小山、宇都宮、那須塩原、新白河、郡山、福島等を通過してようやく仙台駅に到着した。
「ふぅ。意外と仙台駅は非常に早かったね。」
「そうだね。仙台駅は案外早く到着するから猶更かと。」
私と直紀さんはようやく仙台駅に到着してこれから仙台駅に歩こうと思った。
そして西口の新幹線改札を下車してこれから仙台駅西口を歩こうと思った。
そして仙台駅を歩く前に、まずは笹かまぼこやずんだ餅を買おうと思った。
なので、私は直紀さんにそれらを買おうと提案してみようと思った。
「ねぇ。直紀さん。笹かまぼこやずんだ餅を買っておく?」
「いや。俺はずんだ餅も笹かまぼこは遠慮しておきます。」
なんか、いつもと違って仙台の飯を見ると直紀さんは非常に嫌な顔をする。
この前の京都などではそういう雰囲気を出さなかったのに何故、彼は笹かまぼこやずんだ餅を買おうとすると非常に抵抗があるのか非常に悩んだ。
「直紀さん。どうしてずんだ餅を買おうとすると非常に嫌な思いをするの?」
「だって、笹かまぼこやずんだ餅を食べたけど、あまりおいしいそうな触感がしなかったから猶更、買いたくないんだ。」
「そう…。」
なんで彼はずんだ餅になると非常に嫌がるだろうか…。
私はずんだ餅に何かあると思いながら、彼にその事情を更に話してみようと思った。
「直紀さん。もしかして、仙台の問題はやはり水道民営化の問題が非常にあるのかな。」
「あぁ。それもある。俺が仙台駅に行った理由は水の問題で仙台に来たからな。仙台料理のまずさはもしかして水質の問題があるんじゃないかと思いながら俺はここに来たんだと思っているんだ。」
「そうか。その言葉を聞くとなかなか感慨深いものがあるんだね。直紀さん。」
確かに水質の問題もあるかもしれない。
でも、ずんだ餅を食べたことがあるからその味を知っているのは確かだ。
なので、彼が仙台に行った際にそこまで非常に嫌な雰囲気を感じている常用はもしかすると飯に関係するものがあるんじゃないかと思い、それについて後で聞こうと思い、今は仙台駅周辺を歩こうと思った。
「じゃぁ、まずは仙台駅のお土産処でずんだ茶寮があるからそれで確認してみたらどうか?」
私はそれを確認しながら私はもしかすると仙台の料理の問題はもしや水に影響があるんじゃないかと思った。
そして宮城の水の問題を調べることでこの問題が大きくあるならそれについてしっかりと考えつつ、議論する価値があるなと感じた。
取り敢えず私は直紀さんと共にずんだシェイクを注文し、それからこの料理がどういう料理なのか改めて確認してみようと思った。
この前の木の芽煮は美味しかったから猶更、ずんだシェイクを試そうと思った。
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