第116話 鞍馬寺の住職と会う。
ようやく鞍馬寺迄たどり着いた私は息を切らしながらこれで安心して到着できた事を考えるとそれだけで非常にホッとした。
しかし夕菜ちゃんや直紀さんを見てみるとこんなに疲れがないのは何故だろうと思う。
私は墓守女子で死なないのに直紀さんより体力が劣るとは私も鍛えないといけないかなと思う。
そう思いながら私は夕菜ちゃんと直紀さんにその事について説明しようと思った。
「ねぇ。夕菜ちゃんと直紀さんはこんなに登山したのに全然疲れていないみたいだけど、大丈夫なの?」
「そう?寧ろ、絵理奈ちゃんの方が非常に疲れたような顔をしているから絵理奈ちゃんの方が体力ないんじゃないかと思っちゃうなと私は思ったよ。」
むしろ、私の方が疲れる状況なのが臂臑に疑惑不快がそれでも何かそういう意見が強く現れる状況だと思うと本当のこの状態で大丈夫なのかと非常に不安を感じた。
それでも私は夕菜ちゃんに出来る限りの事を言おうと思ったので。
「そうかな。でも、3人でこうして登れた事は非常に良い経験だと思ったから猶更だよ。」
と語った。
そして夕菜ちゃんはそれを聞いて…、
「だね。絵理奈ちゃん。」
と語り私を心配してくれた事に非常にありがたいと思った。
しかし、こんなにきつい山でも夕菜ちゃんは平気で登れる状況に彼女の本当の強さはここにあるんじゃないかと思ったりしてしまう私がいる。
けど、それと同時に私もこういう登山をしっかりとしないと今回みたいに非常につらい思いをしてしまう可能性があるんじゃないかと思うとしっかりと登山する練習しようと決意した。
出ないと直紀さんや夕菜ちゃんに迷惑をかけるから猶更だと。
「でも、夕菜ちゃんはこんなにつらい登山でも平気で登っていられる状況はあんたが凄くタフだから出来ることじゃないかと思う気がするな。」
「だね。絵理奈ちゃん。でも絵理奈ちゃんがこうして安心して登れる覚悟があればあんたもしっかりと良い勉強が出来ると思いますよ。」
「だね。夕菜ちゃん。」
私と夕菜ちゃんがこうして安心して話している状況だと感じると意外と私達は宗派の枠組みを超えた人間関係を築いていると感じていた。
それは墓守女子だからこそそういう宗派など関係なくしっかりと行動し、互いに助け合う状況は非常に当たり前だと感じるとそれだけで非常に良い兆候が取れているのだと感じていた。
すると、その話を聞いた直紀さんが私達に話しかけて…、
「じゃぁ、絵理奈ちゃん。夕菜ちゃん。これから一緒に鞍馬寺に入ろうか。」
と早速、鞍馬寺に入りたい思いがここまで強く出ていたとは思わなかった。
それを聞いた夕菜ちゃんは彼の好奇心を感じ取って…、
「ですね。直紀さん。これから私も住職に許可を取らねばいけないから少し待っててね。」
と夕菜は早速、この寺の住職に許可を取ろうとしていた。
それを聞いた直紀さんは…、
「了解です。夕菜ちゃん。」
と語り夕菜ちゃんは住職の基へ行った。
意外と私と彼女を見ているとそれだけで非常に良い風潮が出ているなと感じつつ、私は彼女達と共に行動しているとそれだけで非常に強くなっているんだなと常々感じた。
こういう強さが逆に私や直紀さんなどを良くする行動に繋がってくるのは当然だし、それがあたりまえだと思うと私は本当に良い勉強になったと感じてきたのでそれを基にしっかりと行動しようと思った。
すると直紀さんが…、
「で、絵理奈ちゃん。」
と、いったので私は…、
「どうしたの。直紀さん。」
と、気にかけた。
何故、直紀さんが私の事を気にかけたのか非常に不思議でしょうがなかったから。
すると直紀さんは私の顔を見て何か語ろうとしていた。
「絵理奈ちゃんのお腹の中で俺の料理がしっかりと保存されている。けど、絵理奈ちゃんの体内では凄く温かくて非常に良い料理が出来ている状況だと思うとあんたの体内世界が非常に良いものになっているんだなとつくづく感じたよ。」
「だね。私は墓守女子だから体内食堂と墓地が併存されている不思議な体を持っている。そして体内墓地では死者を埋葬して私達が大事にされる状況があると感じてくるとそれだけで非常に嬉しいと思うよ。」
直紀さんにどれだけ感謝したい思いが強かったのかわかるが、彼も本当に料理が上手くなっている状況だと感じると私ももっと大事にしなければいけない行為が沢山あるなとつくづく感じた。
だから直紀さんが私のお腹を見てどんな反応をするのかしっかりと確認しようと思った。
「直紀さん。私のお腹を見て確認してみる?」
「別に。でも、絵理奈ちゃんのお腹は凄く神聖で優しいものだと俺は思うよ。だからお腹の中で生命が始まりと終わりを感じ取れる体って普通はないからそれだけで俺は凄く嬉しく感じてくるから当然だ。」
「成程ね。でも、確かに直紀さんは私のお腹の中の音を聞いて事があるんだね。」
「あぁ、絵理奈ちゃんのお腹の中の音を聴診器をつけて聞いたけど、凄く落ち着いた腸の音がして凄く優しい音をしていた。だから、絵理奈ちゃんが凄く穏やかで優しい音をしていたからあんたが優しくてふんわりした人間だと思うのは俺も感じていた。だから俺はあんたの体内料理店で凄く受け入れられて凄く繁盛したのはそういう状況があるからこそだと俺は思うな。」
「そうですね。直紀さん。」
私はそういう話をしながら彼がこんなに優しくて良い印象になっている状況だと思うとそれだけで自身もしっかりとしないといけないと感じた。
寧ろそういう方向にいかねばならない事こそ私にとっては非常に重要や役割だと感じた。
そう話していると夕菜が私達の基に住職さんと共に現れたのでもうすぐ準備しなければいけないと感じた。
「では、絵理奈ちゃん。直紀さん。こちらが私の住職です。」
「こんにちは。直紀さん。絵理奈ちゃん。」
「こちらこそ、こんにちは。俺はこうして色んな観音像を見てみるとそれだけで非常に良い方向に示せるなら本当にあんたといてくれて非常に良かったと感じるからな。」
「そうか。でも、そういう状況なら直紀さんは凄く良い料理人になれるね。」
「ありがとうございます。」
直紀さんが本当に凄く良い料理人だと言われるとそれだけで私は嬉しくなった。
それを聞いた私はしっかりと強くなろうと感じた。
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